自動処理機能を活用すれば、元となるデータベースのヘッダ項目(明細ではない通常の項目)にある値を、別のデータベース内に存在する特定の明細行に対して書き込む(更新する)ことができます。
この設定を行うことで、マスタ情報や共通のステータス情報を、関連する複数の明細データへ一括で反映させることが可能になり、データ入力の二度手間や転記ミスを防止できます。
ポイントは、自動処理内の「レコード検索パーツ」の設定において、検索結果を「明細単位」で取得するように指定することです。
これにより、システムが更新対象を「レコード(行)」ではなく「明細(行内の各データ)」として認識できるようになります。
ヘッダ項目の値を別データベースの既存明細行へ転記するための具体的な操作手順は以下の通りです。
ここでは「データベースA(元)」のヘッダ項目を「データベースB(先)」の明細項目に転記する例で説明します。
【設定箇所】 データベース設定>機能設定>自動処理設定
1. 値の送信元となる「データベースA」の「データベース設定(スパナアイコン)」をクリックします。
2. 「機能設定」タブ内にある「自動処理設定」をクリックします。
3. 「新規追加」ボタンをクリックし、任意の自動処理名(例:明細行への一括転記)を入力して「確定」ボタンをクリックします。
1. 作成した自動処理の「自動処理パーツ設定」にある「設定」ボタンをクリックします。
2. 「自動処理パーツを登録する」をクリックし、パーツタイプから「レコード検索」を選択して「確定」ボタンをクリックします。
3. 追加されたパーツの「詳細設定」をクリックします。
4. 「検索対象」に、転記先となる「データベースB」を指定します。
5. 【重要】「検索結果」の項目にある「検索結果を明細単位で取得する」にチェックを入れます。
6. 「1件まで絞込み」のチェックは、複数の明細行を一度に更新したい場合は外したままにします。
7. 「条件」にて、元レコードと転記先明細を紐付けるための条件(例:データベースAの「案件No」とデータベースBの「案件No(明細)」が等しい、など)を設定し、「確定」ボタンをクリックします。
1. 「レコード検索パーツ」の「YES」の先に、新しく「レコード更新」パーツを追加します。
2. 追加されたパーツの「詳細設定」をクリックします。
3. 「対象レコード」の選択画面で、手順2で設定した 【検索レコード】[データベースB](明細単位) を指定します。
4. 更新対象の項目一覧から、値を書き込みたい「明細項目」を探します。
5. その項目の右側プルダウンにて 【選択レコード】[データベースA] を選択し、さらに転記元となる「ヘッダ項目名」を選択します。
6. 画面最下部の「確定」ボタンをクリックします。
※転記元がヘッダ項目で転記先が明細項目の場合、検索条件に合致するすべての明細行に対して同じヘッダ項目の値がコピーされます。
※自動処理を実行するユーザーに、転記先データベースの「項目編集権限」が付与されていることを事前にご確認ください。
詳細な仕様の違いや作成手順については、下記記事をご確認ください。
レコード検索パーツやレコード更新パーツの基本的な使い方について詳しく解説しています。
【自動処理の作り方】(STEP2)必要なパーツを設定する
レコード検索パーツで明細行を対象にする際の設定詳細について記載されています。
自動処理設定:「レコード検索」パーツ
(記事ID:2590)