「楽楽販売」の標準機能では、1つのマスタレコードに対して「〇月〇日までは部署A、それ以降は部署B」といった日付連動の自動切り替え機能は備わっていません。そのため、部署変更のタイミングでマスタを上書き更新してしまうと、過去(前期分)のレコードを修正した際に「従属項目」の再取得を行うと現在の部署に書き換わってしまったり、翌期分の先行登録時に旧部署が反映されたりといった事象が発生します。
この課題を解決するには、マスタを「上書き」するのではなく「新部署のレコードを別データとして追加」し、入力画面(メニュー)ごとに表示する担当者を制限する運用が最適です。これにより、手修正の手間をなくし、データの正確性を保つことができます。
過去のデータ整合性を守りたい場合
➔ 1. 担当者マスタの「履歴保持(追加登録)」が適しています。マスタを上書きせず、新旧それぞれの部署情報をレコードとして分けることで、前期分・翌期分それぞれの登録時に正しい部署を選択できるようになります。
入力時の誤選択を防ぎたい場合
➔ 2. メニュー設定の「リンク先レコードの絞り込み」が適しています。マスタに「利用フラグ」を設け、通常の一覧には「新部署(有効)」の担当者のみを表示させ、前期分の入力メニューでは「旧部署」も選べるように出し分けが可能です。
<メリット>
過去のレコードで「再取得」を行っても、その時点の部署情報が維持されます。また、前期分と翌期分のデータを並行して登録する時期でも、それぞれの部署に紐づく担当者を選択できます。
<デメリット>
同一人物のレコードがマスタ内に複数存在することになるため、そのままでは入力画面の選択肢が煩雑になります(手順2で解消します)。
【設定箇所】 担当者マスタデータベース > 項目設定
手順:
◆1. マスタに管理用項目を追加する
担当者マスタに「利用フラグ(選択肢1件選択:〇/×)」や「適用期」といった項目を作成します。
◆2. 新部署のデータを「新規登録」する
既存の「担当者A:旧部署」のレコードを書き換えるのではなく、新しく「担当者A:新部署」のレコードを登録します。この際、旧レコードの「利用フラグ」を「×(無効)」に、新レコードを「〇(有効)」に設定します。
<メリット>
ユーザーが入力画面で担当者を選ぶ際、通常は「現在の(有効な)担当者」しか表示されないため、誤選択を防止できます。前期分の入力が必要なメニューでは、条件を変えて「旧担当者」を表示させることも可能です。
<デメリット>
メニュー(入力画面)ごとに絞り込み条件を設定する手間が発生します。
【設定箇所】 受注管理などの業務データベース > 基本設定 > メニュー設定 > 対象メニューの「設定」
手順:
◆1. リンク先データベース(担当者マスタ)に絞り込み条件を作成する
担当者マスタ側で「利用フラグが『〇(有効)』と等しい」という絞り込み設定をあらかじめ作成しておきます。
◆2. 業務データベースのメニュー設定で動的絞り込みを適用する
1. 業務データベース(受注管理など)のメニュー設定から、普段使用する「レコード一覧タイプ」や「レコード入力タイプ」のメニューの「設定」を開きます。
2. 「レコード入力画面に関する設定」セクションにある「入力項目設定」の「設定」ボタンをクリックします。
3. 「データベースリンク項目(担当者名など)」を選択し、「リンク先レコードの絞り込み」にて、手順1で作成した「有効な担当者のみ」の絞り込み条件を割り当てます。
4. これにより、入力画面の虫眼鏡検索やプルダウンには、新部署の担当者(利用フラグ〇)のみが表示されます。
※前期分のデータを登録するための専用メニューを別途作成し、そちらでは「利用フラグが×(旧部署)」の担当者を表示させる設定にすることで、期跨ぎの混在時期でもスムーズな出し分けが実現します。
詳細な仕様の違いや作成手順については、下記記事をご確認ください。
入力内容やメニューに応じて、リンク先から表示されるレコードを制限する具体的な設定方法が記載されています。
メニュー設定:レコード一覧タイプ(レコード入力画面に関する設定)
マスタ変更時に、どのタイミングで値が上書きされるか(または保持されるか)の仕様について詳しく解説しています。
DB全体設定
「楽楽販売」はお客様から頂戴したご意見・ご要望をもとに、
よりよく、寄り添う 販売管理クラウドを目指してまいります。
現在の仕様ではご希望の機能に対応しておりませんが、
お客様からの貴重なご意見として真摯に受け止め、今後の改善に役立ててまいります。
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