自動処理の「条件分岐」パーツの設定画面において、判定の対象となる項目に「選択肢(複数件選択)」タイプおよび「ユーザ選択肢(複数件選択)」タイプの項目を直接指定することはできません。
これは、複数選択項目が内部的に「タブ区切り」の特殊なデータ構造で保持されているため、単純な一致判定を行う「条件分岐」パーツの仕組み上、判定対象外となっているためです。また、一度作成した項目のタイプを後から変更することもできない仕様となっております。
そのため、複数選択された値の中に特定の項目が含まれているかどうか(例:チェックボックスで「A」が選ばれているか)によって処理を分けたい場合は、お手数をおかけしますが、「レコード検索」パーツを活用した代替案にて設定していただく必要があります。
既存の「条件分岐」パーツで直接判定することはできませんが、自動処理の「レコード検索」パーツを利用して「特定の選択肢を含む自分自身のレコード」を検索させることで、実質的に条件に応じた処理の分岐が可能です。
「条件分岐」パーツの代わりに「レコード検索」パーツを使用し、以下の手順で自動処理のフローを構築してください。
これにより、特定の選択肢が選ばれている場合のみ「YES」のルートへ進ませることができます。
【設定箇所】 データベース設定 > 機能設定 > 自動処理設定
1. 自動処理の先頭に「レコード検索」パーツを配置します。
2. 詳細設定の「検索対象」データベースに、現在操作しているデータベース自身を指定します。
3. 検索条件にて、以下の2つの条件を「AND」で設定します。
・「選択肢(複数件選択)」項目 が (直接入力)「判定したい値」 を 【含む】
・「ID」 が 【選択レコード】の「ID」 と 【等しい】
4. 「1件まで絞込み」のチェックボックスにチェックを入れます。
5. この設定により、自身のレコードにおいて特定の選択肢が選ばれている場合のみ「YES(見つかった)」のルートへ進み、選ばれていない場合は「NO(見つからなかった)」のルートへ進むようになります。
6. 「YES」の先に条件合致時の処理(レコード更新やメール送信など)を、「NO」の先に条件不一致時の処理をそれぞれ追加してください。
複数選択項目は、自動処理以外にも「参照専用項目」に設定できないなどの制限があります。詳細な仕様については、下記記事をご確認ください。
「選択肢(複数件選択)」や「ユーザ選択肢(複数件選択)」タイプを利用する際の、明細項目への設定不可や自動処理パーツでの制約について詳しく解説しています。
項目設定:項目タイプ「選択肢」「ユーザ選択肢」
それぞれのパーツが得意とする判定内容や、処理速度の違い、複数選択項目を扱う際の具体的な回避策について記載されています。
条件分岐パーツとレコード検索パーツの違い
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