よくあるご質問

入力不備や自動処理エラー時に不完全なレコードが登録されるのを防ぐ方法・設定手順

作成者: 非表示執筆者|Aug 28, 2026, 3:19:30 AM

「楽楽販売」で不完全なレコードの登録を未然に防ぐには、主に以下の3つの方法があります

「楽楽販売」の標準仕様では、レコード入力画面で「確定」ボタンをクリックした瞬間にデータベースへの登録が完了します。
そのため、その後に起動する自動処理でエラーが起きても、登録されたレコード自体が自動的に削除(ロールバック)されることはありません。不完全なデータの登録を防ぐには、保存される前の「入力段階」で制御をかけるか、自動処理内で「変更の取り消し」を明示的に設定する必要があります。

最適な構築手法の選び方・判断基準

  • 入力内容の整合性(日付の前後や数値の範囲など)をチェックして保存自体をブロックしたい場合1. 数値計算項目の「最小値・最大値」制限を活用するが適しています。条件を満たさない限り「確定」ボタンを押してもエラーとなり、レコードは登録されません。

  • 特定の条件を満たさない場合に、項目を入力できない(グレーアウト)状態にしたい場合2. レコード入力画面の「入力制限」機能を設定するが適しています。不適切なデータが入力される入り口を物理的に遮断します。

  • 自動処理の途中でエラーを検知し、その処理内で行った変更をすべて取り消したい場合3. 自動処理の「処理キャンセル」パーツを組み込むが適しています。処理の途中で不備が見つかった際、それまでの更新内容をなかったことにできます。

各手段の詳細と設定手順

1. 数値計算項目の最小値設定を利用して、条件を満たさない場合に「確定」ボタンによる保存をシステム的にブロックする

<メリット> レコードがデータベースに書き込まれる前にシステムが判定を行うため、不完全なデータが登録されることを確実に防げます。
<デメリット> 判定用の計算項目をデータベースに追加する必要があります。また、表示されるエラーメッセージはシステム標準のもの(「'〇〇'の計算結果が'0'以上の数字になるように入力してください」など)に固定されます。

【設定箇所】 データベース設定>基本設定>項目設定

手順(例:終了日が開始日より過去の場合に登録をブロックする):
1. 差分を計算する項目を作成する
「日時と日時の計算」タイプの項目を追加し、計算式に「終了日 - 開始日」を設定します。
2. 数値として判定する項目を作成する
「数値計算」タイプの項目を追加し、計算方法で「四則計算」を選択します。計算する項目に「手順1で作成した項目 + 直接入力 0」を設定します。
3. エラー判定のしきい値を設定する
作成した数値計算項目の設定画面にて、「最小値」に「0」を入力し、「入力を必須にする」にチェックを入れます。
※これにより、計算結果がマイナス(=不備がある状態)になると、保存時にエラーが発生し、登録が阻止されます。

2. レコード入力画面の「入力制限」設定で、不適切な項目への入力を物理的に防ぐ

<メリット> ユーザーが入力する前に項目がグレーアウトされるため、直感的に「今は入力すべきではない」ことが伝わり、不備の発生を未然に防げます。
<デメリット> 項目を非表示にするわけではなく、あくまで入力不可にする設定です。また、明細項目を条件にすることはできません。

【設定箇所】 データベース設定>表示設定>レコード入力画面設定

手順:
1. 該当のレコード入力画面設定の「設定」ボタンをクリックします。
2. 入力を制御したい項目の右端にある「設定」ボタンをクリックします。
3. 「入力制限」セクションの「条件に一致したときのみ入力可能にする」にチェックを入れます。
4. 条件指定にて、トリガーとなる項目の状態(例:区分 = 〇〇 の時のみ、など)を設定し、「確定」します。

3. 自動処理の「処理キャンセル」パーツで、エラー検知時に処理内容をロールバック(巻き戻し)する

<メリット> 複雑な条件分岐の末に「このデータは不備がある」と判断された場合、その自動処理内で行ったすべての変更(レコード更新や登録)を一度にキャンセルできます。
<デメリット> 「入力画面で確定ボタンを押したことによる最初のレコード登録」自体はキャンセルできません。あくまで「その後の自動処理による変更」を巻き戻す機能です。

【設定箇所】 データベース設定>機能設定>自動処理設定

手順:
1. 自動処理のフロー内で、不備を検知する「条件分岐」や「レコード検索」パーツを配置します。
2. 不備があった場合の分岐先(NOなど)に「処理キャンセル」パーツを登録します。
3. 詳細設定にて「このパーツ以前の処理をすべてキャンセルする」にチェックを入れます。
4. 「結果判定」を「失敗」に設定し、ユーザーに表示したい「メッセージ」を入力して確定します。

自動処理の実行確認画面で「キャンセル」を押してもレコード登録は取り消されません

ユーザーが最もつまずきやすい仕様として、入力画面の「確定」後に表示される「自動処理を実行しますか?」という確認ポップアップがあります。この画面で「キャンセル」をクリックしても、直前に行われた「レコードの登録(保存)」は取り消されず、データベースに残ります。

この「キャンセル」はあくまで「自動処理の起動」を中止するだけのボタンです。もし入力内容を修正したいという理由でキャンセルを押しても、レコードの登録や編集の「確定」自体をキャンセルすることはできません。
この挙動による混乱を防ぐには、上述した入力画面上での制限を併用し、不備がある状態ではそもそも確認画面に進ませない(保存させない)設定を推奨します。

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