「得意先や取引内容に応じて、出力する帳票のレイアウト(標準タイプ・送付状付きタイプ・英語版など)を切り替えたい」という場合の設定手順を解説します。
概要・仕組み
楽楽販売の自動処理では、「条件分岐パーツ」を階層的に配置し、「ファイル生成パーツ」と組み合わせることで、レコードで選択されたフォーマットタイプ(選択肢項目)に応じて使用するExcel雛形ファイルを動的に切り替えることができます。
あらかじめ「パターンA用」「パターンB用」「パターンC用」の3種類の雛形を用意しておき、自動処理実行時に選択肢の値を判定して対応する帳票を出力します。
設定手順
事前準備(必要な項目・ファイルの作成)
① 帳票タイプを選択するDB項目の作成
帳票の出力形式をユーザーが選択するための項目を用意します。
※もし帳票タイプ以外のすでに登録済みの項目(例:契約プラン、取引形態など)で出し分けたい場合にはその項目を使用できます。新規で項目を作成する必要はありません。
- 設定箇所:DB設定 > 基本設定 > 項目設定
- 項目タイプ:
選択肢(1件選択)
- 項目名:
帳票タイプ(任意の設定名)
- 選択肢の値:
パターンA(標準)、パターンB(送付状付き)、パターンC(英語版) など3つの選択肢を登録
② 各タイプに対応するExcel雛形ファイルの準備
選択肢の各パターンに対応するExcelテンプレートファイルをそれぞれ作成します。
- 雛形ファイルA:「パターンA(標準)」選択時に使用するテンプレート
- 雛形ファイルB:「パターンB(送付状付き)」選択時に使用するテンプレート
- 雛形ファイルC:「パターンC(英語版)」選択時に使用するテンプレート
自動処理の設定手順
3つのパターンを判定するため、条件分岐パーツを2つ組み合わせて処理を3ルートに分岐させます。
ステップ1:自動処理の新規作成
- 「DB設定」>「機能設定」>「自動処理設定」 を開きます。
- 自動処理を新規作成し、実行単位に「レコード単位」を選択します。
ステップ2:1つ目の「条件分岐」パーツ(パターンAの判定)
最初のパーツとして「条件分岐」パーツを追加し、パターンAかどうか判定します。
- パーツ種別:
条件分岐
- 左辺:
【選択レコード】帳票タイプ
- 演算子:
等しい
- 右辺:
固定値:パターンA(標準)
- ▼ YESルート(パターンAの場合):
「ファイル生成パーツ」を配置し、雛形ファイルAをセットしてキーワード割り当てを行います。
- ▼ NOルート(パターンA以外の場合):
2つ目の条件分岐パーツ(ステップ3)へ進みます。
ステップ3:2つ目の「条件分岐」パーツ(パターンBの判定)
ステップ2のNOルートの先(下部)に、2つ目の「条件分岐」パーツを追加します。
- パーツ種別:
条件分岐
- 左辺:
【選択レコード】帳票タイプ
- 演算子:
等しい
- 右辺:
固定値:パターンB(送付状付き)
- ▼ YESルート(パターンBの場合):
「ファイル生成パーツ」を配置し、雛形ファイルBをセットします。
- ▼ NOルート(パターンA・B以外の「パターンC」の場合):
「ファイル生成パーツ」を配置し、雛形ファイルCをセットします。
設定時の注意点
- 未選択(空欄)の場合の考慮:
「帳票タイプ」が未選択のまま自動処理が実行された場合、上記の設定では「パターンC」の処理に進んでしまいます。未選択時の誤発行を防ぐには、DB項目設定で「帳票タイプ」を入力必須にしておくか、1つ目の分岐の前に「帳票タイプが値なしの場合はエラーメッセージを表示して中断する」条件分岐を入れると安全です。
関連マニュアル
同様の方法で、明細行数に応じてフォーマットを変える方法を下記記事にて紹介しております。併せてご確認ください。
自動処理:明細行数に応じて帳票を発行する
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