よくあるご質問

エラーが発生し、特定のアカウントでしか処理できない場合の対処方法

作成者: 非表示執筆者|Aug 26, 2026, 2:03:19 AM

 

特定のアカウント(新規追加アカウント等)で自動処理を実行した際のみエラーが発生する場合の対処方法

特定のユーザー(新規追加したユーザーや異動してきたメンバーなど)が、画面上の自動処理を実行した際、「エラーが発生しました。正常に終了しませんでした。再度実行して下さい」とエラーが表示されることがあります。

このエラーは、一部の特定のユーザーアカウントだけで発生し、既存の管理者や別のアカウントで実行した場合は問題なく正常終了するため、システム側の不具合に見えてしまうことがあります。
しかしながら、これはシステム上の不具合ではなく、その操作を行うユーザー個別の「アクセス権」や、項目の「選択肢設定」、特に「登録・更新先データベースの選択肢項目に、実行したユーザー(アカウント名)が登録されていないこと」が原因であることが多いです。

自動処理は「誰が実行しても同じ結果になる」と思われがちですが、実行するユーザーが対象のデータベースや項目に対して適切な権限を持っていない場合、システムはデータの正確性を保つための制限としてエラーを返します。

以下に、エラーが発生するメカニズムと具体的なエラーの事例、およびその解決・対処手順について分かりやすく解説します。

エラーが発生するシステム上のメカニズム

「楽楽販売」の自動処理(レコード登録パーツやレコード更新パーツ)では、処理が実行された際、どのユーザーがその処理を起動したかを記録するために、登録先(または更新先)DBの項目に対して「自動処理の実行者(ログインしているユーザー)」を自動的に代入する設定にしているケースが多々あります。

この際、登録・更新先の項目タイプが「選択肢」「ユーザ選択肢」として設定されている場合、システム内部で以下の整合性チェックが働きます。

【自動処理実行時の「選択肢整合性チェック」の仕様】
「レコード登録」や「レコード更新」パーツによって値が代入される際、代入しようとする値(例:実行ユーザーの氏名)が、代入先項目の「選択肢リスト」の中に『完全一致』で事前に登録されていない場合、システムはデータの不整合(設定で許可されていない値の代入)と判断して自動処理の実行を強制的に中断し、そこまでに行った処理をすべてロールバック(未実行の状態に巻き戻し)します。
この仕様により、新しく追加されたユーザーのアカウント名が、登録先DBの「担当者」や「作業者」項目の選択肢リストに登録されていない状態でボタンを押すと、そのユーザーが実行したときだけ、全ての登録処理がエラーで失敗する事象が発生します。

 

対処手順

このエラーを解消し、対象のアカウントでも自動処理が正常に起動するようにするためには、以下を行ってください。

1. 実行ユーザーに「項目編集」および「レコード追加」のアクセス権があるか確認する

自動処理でデータを登録・更新する場合でも、実行するユーザーが「登録先(更新先)の項目」を編集する権限を持っていないと、処理が失敗したり値が反映されなかったりします。

【確認箇所】 [対象のデータベース] > [DB設定(スパナアイコン)] > [アクセス権] > [アクセス権設定]

【確認・対処手順】
1. 「対象ユーザー/ユーザーグループ」にエラーが発生している社員を追加し、「表示」ボタンをクリックします。
2. 「レコード追加」および「項目編集」の列を確認します。
3. 自動処理で値を書き込もうとしている全ての項目に対して、チェックが入っているか(許可されているか)を確認してください。
4. チェックが外れている場合は、チェックを入れて「確定」ボタンをクリックします。 該当の設定を確認し、ユーザーに不足しているアクセス権を付与してください。

2. 「ユーザー選択肢」項目の選択肢リストに実行ユーザーが含まれているか確認する

自動処理の「レコード登録」や「レコード更新」パーツで、項目に「(ログインしているユーザー)」を割り当てている場合に非常に多い原因です。
登録先の項目が「ユーザー選択肢」タイプの場合、そのリストに名前がないユーザーが処理を実行すると、「選択された値は選択肢として設定されていません」というエラーが発生します。

【確認箇所】 [登録先(更新先)のデータベース] > [DB設定] > [基本設定] > [項目設定]

【確認・対処手順】
1. 登録先となる「ユーザー選択肢(1件選択/複数選択)」項目の「設定」ボタンをクリックします。
2. 「選択肢」の欄を確認し、エラーが発生しているユーザー(またはそのユーザーが所属するグループ)が選択肢に含まれているか確認します。
3. 含まれていない場合は、右側のリストから対象ユーザーを選択して「追加」し、「確定」ボタンをクリックします。

3. リンク先データベースへの「参照」アクセス権があるか確認する

DBリンク項目を介してデータを登録する場合、実行ユーザーが「リンク先のデータベース(マスタDBなど)」を閲覧する権限を持っていないと、リンク関係を正しく構築できずエラーになることがあります。

【確認箇所】 [リンク先(参照先)のデータベース] > [DB設定] > [アクセス権] > [アクセス権設定]

【確認・対処手順】
1. リンク先となっているデータベース(例:顧客マスタ、商品マスタなど)のアクセス権設定画面を開きます。
2. 実行ユーザーに対して「参照」「一覧参照」「項目参照」の権限が付与されているか確認してください。
3. 権限がない場合は、必要なチェックを入れて「確定」します。

4. 自動処理の「実行アクセス権」が設定されているか確認する

そもそもボタンが表示されない、あるいは実行できない場合は、自動処理そのものへのアクセス権が不足しています。

【確認箇所】 [データベース設定] > [機能設定] > [自動処理設定] 【確認・対処手順】 1. 該当する自動処理の右側にある「アクセス権」ボタンをクリックします。 2. 実行を許可したいユーザーまたはグループにチェックが入っているか確認し、入っていない場合はチェックをつけて保存してください。

 

トラブルを防ぐための確認ポイント

ユーザー情報の変更やシステム改修の際、本エラーにまつわるトラブルを未然に防ぐために、ご確認ください。

項目が「ユーザ選択肢」で「ユーザグループ制限」をかけている場合は、まず対象グループに新規ユーザーの追加が必要

登録・更新先の項目タイプが「通常の選択肢」ではなく、システム上のユーザーと連動する「ユーザ選択肢(1件選択 / 複数件選択)」であり、さらに項目詳細設定にて「選択対象を特定のユーザグループ(例:営業部)に制限する」設定にしている場合、さらなる盲点があります。

【よくある失敗】
管理者が「ユーザー管理」画面で新しいユーザーを追加しただけで、そのユーザーを対象のユーザグループ(例:営業部)の所属メンバーに設定し忘れていると、やはり自動処理実行時に「選択肢に存在しない(グループ範囲に含まれない)」と判定され、同様のエラーが発生します。
新規アカウントを追加した際は、必ず「ユーザーグループ管理」画面でも、対象グループにその新規ユーザーを正しく所属(追加)させる処理を完了させてください。

「テスト実行シミュレーション」ではエラーを検知できないケースがある

自動処理の設定画面にある便利な「テスト実行」機能ですが、テストを実行する際の「実行者」は、現在その設定操作を行っている「あなた自身(通常は管理者など)」のユーザー情報としてシミュレーションが走ります。

そのため、管理者の名前が登録先の選択肢に含まれている場合、「管理者が設定画面からテスト実行すると100%成功するが、いざ本番で現場の一般ユーザーがボタンを押すとエラーになる」という見落としが発生します。
自動処理を新規に設定・改修した際は、テスト実行の結果のみを鵜呑みにせず、必ず「実際にその業務を行う一般ユーザーのアカウント」に一時的に切り替えるか、テスト実行時のログインユーザー選択オプション機能を利用して、一般ユーザーとしての動作検証(本番テスト)を行ってください。

関連マニュアル

選択肢項目、ユーザー管理、および自動処理のエラー解消に関する詳細マニュアルは以下をご確認ください。

「選択肢(1件選択)」タイプに登録されていないデータが転送された際のエラー

自動処理のレコード登録・更新時に「入力されたデータは選択肢に存在しません」と表示される根本的なメカニズムや、原因の究明方法を解説しています。
エラー「'【〇〇】'に入力されたデータは選択肢に存在しません。」と表示された(記事ID:2239)

ユーザー選択肢項目への登録・更新が失敗する原因と対処法

ユーザー選択肢項目に対して自動処理で値を割り当てる際の設定ルールや、ユーザー名の登録メンテナンス手順について解説しています。
「レコード登録」「レコード更新」パーツでユーザ選択肢項目に値を設定できない(記事ID:2115)

項目タイプ「選択肢」および「ユーザ選択肢」の基本設定と入力方式の違い

事前に登録したマスタ値から1件選択・複数件選択させる項目の具体的な作成方法や、初期値設定、表示方式の使い分け手順について詳しく説明しています。
項目設定:項目タイプ「選択肢」「ユーザ選択肢」(記事ID:1542)

自動処理設定における各パーツエラー時の「ログ一覧」の参照方法

自動処理が「失敗」ステータスで強制終了した際、どのデータベースのどのパーツがエラーになっているかを調べるための、システムログ(ログ一覧)の検索手順を解説しています。
ログ一覧(記事ID:1618)

(記事ID:2629)