メールボックスオプションの「メール解析設定」において、受信メールの本文構造(項目の並び順や改行位置、スペースの数など)が1文字でも設定した「本文パターン」と異なると、システムは正しく値を抽出できず「解析不可」となります。
そのため、「注文があった商品カテゴリのみが本文に表示される」といった、注文内容によって項目数や行数が無数に変動するメールの場合、理論上は想定されるすべての本文パターンを「振分け設定」として個別に作成し、優先順位をつけて登録する必要があります。
しかし、組み合わせパターンが膨大になる場合、すべての設定を個別に作成・メンテナンスすることは現実的ではありません。
この課題を解決するためには、メールを受け取る側の設定を増やすのではなく、送信されるメールの「形式」そのものを固定化する代替案が有効です。
既存の「変動する本文」に合わせて設定を量産するのではなく、運用を工夫することで設定を1つに集約し、取り込みの安定性を高める方法をご案内します。
最も効率的な回避策は、注文が入った項目だけを表示させるのではなく、送信元のシステム(ECサイトの注文フォームなど)の設定を変更し、常にすべての項目名が本文に記載される「固定フォーマット」のメールを送信するように調整することです。
例えば、カテゴリA〜Dまである場合、カテゴリBの注文しかなかったとしても、本文には「カテゴリA:(空欄)」「カテゴリB:10個」「カテゴリC:(空欄)」といった形で、すべての項目を必ず出力させます。
このように本文の構造を固定化することで、「楽楽販売」側の「本文パターン」を1種類に絞ることができ、設定の工数とメンテナンスの負担を大幅に削減できます。
この際、繰り返し発生する明細情報(商品名や数量など)については、###LOOP:BEGIN### と ###LOOP:END### のパラメータを活用してパターン化することで、行数の増減にも柔軟に対応できます。
送信元システム(注文フォーム等)の改修には工数がかかるため、まずは管理者が普段利用しているメールソフト(GmailやOutlookなど)を使用して、想定している「固定フォーマット」のメールを「楽楽販売」の受信用アドレスへ手動で送信し、期待通りの解析結果が得られるか検証してください。
「楽楽販売」のメール解析は、全角・半角の違いやスペースの数、改行コードの差異に非常に敏感です。手動送信によるテストで「解析不可」が発生しないことを確認してから、大元の注文メール送信システムの設定変更(固定化)を進めることで、構築後の「やっぱり取り込めなかった」という手戻りリスクを事前に排除できます。
「楽楽販売」はお客様から頂戴したご意見・ご要望をもとに、
よりよく、寄り添う 販売管理クラウドを目指してまいります。
現在の仕様ではご希望の機能に対応しておりませんが、
お客様からの貴重なご意見として真摯に受け止め、今後の改善に役立ててまいります。
メール解析を設定する際は、使用するパラメータの種類や、解析に失敗する具体的な原因を把握しておくことが重要です。詳細については、下記記事をご確認ください。
1行の抽出(WORD)や複数行の抽出(LINE)、繰り返しの抽出(LOOP)など、本文構造に合わせたパラメータの使い分けについて詳しく解説しています。
メールボックスオプション:設定方法
スペースの有無や改行数のズレなど、現場で発生しやすい解析エラーの具体例と、それらを解消するためのチェックポイントをまとめています。
メールボックスオプション:解析がうまくいかない・失敗する場合の原因と対策
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