1つのデータベースに登録されるレコード数(明細行がある場合は明細行の総数)が増加するにつれて、一覧画面の読み込みや検索処理、CSV出力の生成に時間を要するようになります。
これは、システムが対象データをスキャンする際の負荷が大きくなるためです。表示項目を減らさずにパフォーマンスを改善するには、データベース内に保持するデータ量そのものを適切に管理する必要があります。
レコード件数が数万件〜10万件を超えてくると、現場の画面では以下のような具体的な事象が発生しやすくなります。
主に以下の原因が考えられますので、設定内容やデータ量をご確認ください。
【確認・対処手順】
1. 該当のデータベースを開き、レコードが全件表示される一覧画面を開く、もしくは絞り込み設定を解除してレコードが全件表示されている状態にします。
2. 画面右上のサブメニューボタンから「レコード総計」ボタンをクリックし、データベースのレコード数を確認します。
3. 合計件数が50,000件を超えている場合、パフォーマンス低下の直接的な原因となっている可能性が高いため、データの整理をご検討ください。
【操作箇所】 レコード一覧画面>サブメニュー>CSV出力 / 管理者設定>データ設定>レコード全削除
【確認・対処手順】
1. 既に業務で参照しなくなった数年前のデータなどを、検索機能で絞り込みます。
2. 「CSV出力」機能を用いて、対象データをパソコンローカルや社内サーバーへバックアップとして保存します。
3. バックアップ完了後、「レコードの一括削除」機能を使用して、データベースから該当レコードを削除します。
データベース内の総件数を減らすことで、スキャン対象が絞られ、表示や検索の速度が改善します。
【操作箇所】 管理者設定>データ設定>データベースグループ設定>データベースコピー
【確認・対処手順】
1. 現在のデータベースの設定をコピーして、新しく「(旧)〇〇管理データベース」といった履歴専用のデータベースを作成します。
2. メインで運用するデータベースからは過去データを削除し、直近の動いているデータのみを保持するようにします。
3. 過去の経緯を確認したい時だけ履歴用データベースを参照する運用に変えることで、日々の業務で使用する一覧画面のレスポンスを高速に保つことができます。
【確認箇所】 データベース設定>基本設定>項目設定
【確認・対処手順】
1. 各項目の詳細設定画面を開き、「並び替え」にチェックが入っている項目を確認します。
2. 「並び替え」設定が有効な項目が多いと、データの更新時や読み込み時のインデックス処理に負荷がかかり、速度低下の原因となります。
3. 一覧画面のヘッダーをクリックしてソートする必要がない項目については、チェックを外して設定を無効化してください。これにより、処理の効率化が期待できます。
詳細な仕様の違いや作成手順については、下記記事をご確認ください。
データベースのパフォーマンスを維持するための推奨件数や、件数のカウント方法(明細行の扱い)について詳しく解説しています。
1DBに登録できるレコード数の目安
レコードの削除やログの保存期間短縮など、システムを軽くするための具体的なアプローチをまとめています。
不要なデータを削除して使用容量を抑える方法(使用容量が不足している場合の対処法)
CSVファイルを使って特定のレコードをまとめて削除する際の手順と注意点が記載されています。
レコードの全削除・一括削除の方法
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