現在の集計機能の仕組み上、数値項目の「合計」「平均」「最大」「最小」といった一次的な集計結果を算出することは可能ですが、それらの集計結果(例:売上額の合計値と粗利額の合計値)をさらに用いて「粗利合計 ÷ 売上合計」といった二次的な計算を行う機能はありません。
集計画面に表示される数値は、あくまでデータベース内の各レコードから直接算出される値に限定されるため、集計後の数値同士を演算して「粗利率」を動的に表示させることはできない仕様です。
そのため、正確な「粗利率」を集計画面上で確認したい場合は、以下の代替案による運用をご検討ください。
標準の集計画面上で直接計算することはできませんが、データの管理方法を工夫することで、システム内で「粗利率」を自動算出し、一覧で確認できる仕組みを構築できます。
メリット:自動処理(レコード検索や更新パーツなど)を1つも作成・メンテナンスする必要がありません。集計を実行するだけで(または深夜の集計タイマーで)、自動的に粗利率が計算されたデータベースレコードが生成されます。
デメリット:集計設定から「集計結果の蓄積」を有効化する初期設定が必要です。
【設定箇所】 データベース設定>機能設定>集計設定
【構築手順】
「売上管理データベース」とは別に、集計結果を格納するための「集計用データベース」を新規に作成します。このデータベースに「売上合計」「粗利合計」を保持する数値項目と、それらを計算する「粗利率」という数値計算項目を用意します。その上で、売上データが登録・更新されたタイミングで、自動処理(レコード検索パーツ・レコード更新パーツ)を動かし、該当する営業担当者の集計用レコードに対して数値を加算・更新していく仕組みを構築します。これにより、集計用データベースを開くだけで、常に最新の「粗利率」を一覧形式で確認できます。詳細な構築イメージは、下記記事の「案1:集計DBにて実現」の内容をご確認ください。
システム内での設定が難しい場合や、一時的な確認でよい場合は、集計画面からデータをエクスポートする方法が最も簡易的です。集計画面右上のサブメニューから「CSV出力」を行い、ダウンロードしたファイルをExcelで開きます。
Excel上で「粗利合計 / 売上合計」の数式を入力することで、各営業担当者の粗利率を算出できます。この方法は追加の設定工数がかからず、即座に結果を得られるメリットがあります。
詳細な仕様の違いや作成手順については、下記記事をご確認ください。
集計結果を自動的に特殊なデータベースにレコードとして蓄積・保存する「集計結果の蓄積(集計対象データベース)」の動作仕様、および自動生成されたデータベースの中に独自の「数値計算項目」を追加してノーコードで自動計算テーブルに拡張する手順を解説しています。
集計設定:集計対象DB
集計用のデータベースを作成し、自動処理を使ってデータを仕分け・合算する具体的な構築パターンについて解説しています。
集計:自動処理を活用し、業務データを集計する
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