「集計結果の蓄積」機能(集計対象データベース)を利用すると、過去の数値をレコードとして保存できますが、集計表の数値をダブルクリックして元データを確認する「ドリルダウン機能」が使えなくなるという制約があります。
ドリルダウン機能を維持したまま年度別の集計を残したい場合は、ユーザーの運用に合わせて以下の方法を選択してください。
<メリット> 集計設定やメニューを増やしてもシステムの動作が重くなることはなく、容量への影響も軽微です。過去の集計表の見た目とドリルダウン機能を完全に保持できます。
<デメリット> 毎年、新しい年度用の集計設定とメニューを作成する手間が発生します。
<メリット> 4月開始などの独自年度に対応でき、一度設定すれば翌年以降も同じ集計設定を使い回せます。
<デメリット> マスタデータベースの作成と、レコード登録・更新時に年度を特定するための自動処理(レコード検索・更新パーツ)の構築が必要です。
<メリット> 管理者が集計設定を量産する必要がなくなります。一般ユーザーが詳細検索で絞り込んだ「今、画面に見えているレコード」だけをその場で集計できます。
<デメリット> 集計設定を保存できないため、毎回操作が必要です。また、明細行の集計には対応していません。
【設定箇所】 データベース設定>機能設定>集計設定
手順:
1. 既存の集計設定をコピーします。
「集計設定一覧」画面にて、元となる集計設定の右側にある「コピー」ボタンをクリックします。 名称を「2025年度_売上集計」などの識別しやすい名前に変更します。
2. 絞り込み条件を固定期間で設定します。
コピーした集計設定の「設定」>「集計絞込み設定」を開き、以下の条件を設定します。
例:[売上日] が (直接指定)「2025/01/01」以後(≧) かつ (直接指定)「2025/12/31」以前(≦)
3. 専用のメニューを作成します。
「メニュー設定」にて「集計タイプ」のメニューを新設し、手順2で作成した集計設定を割り当てます。 これを年度分繰り返すことで、左パネルに「2024年度」「2025年度」とメニューを並べて管理できます。
【設定箇所】 データベース設定>機能設定>自動処理設定
手順:
1. 年度判定用の項目とマスタを準備します。
集計対象となるデータベースに「年度(テキスト1行)」項目を追加します。 また、別データベースで「年度マスタ(項目:月、年度)」を作成し、「2026/01 ➔ 2025年度」といった対応表を登録しておきます。
2. 自動処理で年度を自動入力します。
レコード登録・更新時に、売上月をキーにして「年度マスタ」を検索し、該当する「年度」の値を集計元データベースの「年度」項目にコピーする自動処理を作成します。
3. 年度項目を内訳や絞り込みに使用します。
集計設定の「内訳項目」に手順1の「年度」項目を指定するか、絞り込み条件で「年度 = 2025年度」と指定します。これにより、日付計算に頼らずに正確な年度集計ができます。
【操作手順】
1. レコード一覧画面にて、画面右上の「詳細検索」を使い、集計したい任意の期間(例:2026/02/01〜2026/02/15)でレコードを絞り込みます。
2. 画面右上の「サブメニュー(三本線)」から「レコード総計」をクリックします。
3. 表示された画面上部の「簡易集計の設定」にチェックを入れ、集計したい項目(売上額など)と内訳(担当者など)を選択して「実行」します。
※この方法は「設定」権限がない一般ユーザーでも利用できます。
詳細な仕様の違いや作成手順については、下記記事をご確認ください。
集計項目の設定や、内訳項目を3つまで指定できる仕様、グラフの表示方法について解説しています。
集計設定
集計表の数値をダブルクリックして一覧画面へ遷移するための設定方法と注意点が記載されています。
集計設定:実行方法と結果を利用する方法
詳細検索で絞り込んだ結果を、管理画面を通さずに素早く集計する手順について解説しています。
操作方法:簡易集計
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