自動処理「メール送信」パーツなどを利用してメール送信を行った場合、
送信元メールアドレスを偽っていると受信側で判断されてしまうことがございます。
また、「昨日までは問題なく届いていた「楽楽販売」経由のアラートメールが、今朝から全社員の迷惑メールフォルダに入るようになった」「特定のドメイン宛てだけメールが届かなくなった」といった事象が発生する場合があります。
これは、メールの送信元が「楽楽販売」のサーバーであるにもかかわらず、送信元アドレスのドメイン(貴社のドメイン)を名乗って送られているため、受信側のサーバーで「なりすましメール」と判定されてしまうために起こります。
その場合の、一般的な回避策をご案内します。
1.お客様のDNSサーバに、弊社の情報を登録いただく
DNSサーバのTXTレコードにSPFレコードを追加する
お客様のDNSサーバに、弊社の情報を登録して頂く
【TXTレコードへの記述例】
Fromアドレスがinfo@rakus.co.jpの場合、
ドメイン部分【例の場合:rakus.co.jp】の設定(ゾーンファイル)に以下を追記します。
------------------------------------------------------------------------------
TXT "v=spf1 ip4:お客様サーバIPアドレス include:spf.rakurakuhanbai.jp ~all"
------------------------------------------------------------------------------
※DNSサーバにBINDを利用している場合の例になります。
※From設定を複数登録しているお客様は、
上記設定をFrom設定のドメインごとに実施する必要がございます。
※お客様サーバIPアドレス部分には、
お客様が普段使用しているメールサーバのIPアドレスが入ります。
2.お客様のメールサーバを利用してメールを送信する
送信メールサーバ設定で、外部サーバにお客様のメールサーバを指定する
設定箇所:管理者設定>システム設定>送信メールサーバ設定
詳細は下記記事をご覧ください。
・送信メールサーバ設定
【補足】メール送信設定に関するよくあるご質問(FAQ)
Q. 「楽楽販売」で利用している「受信専用メールアドレス(メールボックス用アドレス)」を通知や自動処理の差出人(From)に設定することはできますか?
A. いいえ、システム仕様上、設定することはできません。
差出人(From)には、必ずお客様ご自身でご用意いただいた「自社ドメインのメールアドレス」を設定してご利用ください。
Q. 「楽楽販売」標準のメール送信サーバのIPアドレスを個別に変更することはできますか?
A. いいえ、「楽楽販売」標準のメール送信サーバのIPアドレスを個別に変更することはできません。
現在の「楽楽販売」の仕様では、システム標準のメール送信サーバが利用するIPアドレスを、お客様ごとのご要望に応じて個別に変更したり、特定のIPアドレスへ切り替えたりする機能はございません。
「楽楽販売」の標準メールサーバは、多くのお客様で共有して利用するインフラ基盤として構成されているため、特定の環境のみ送信IPを固定・変更することができない仕組みとなっております。
Q.自動処理からのメール送信でなりすまし判定を受け送信できなくなりました。どうすればよいでしょうか?
A.送信IPアドレスが受信側のブラックリストに登録されてしまった場合や、なりすまし判定によってメールが届かなくなった場合には、IPアドレス自体の変更ではなく、以下の代替案(SPF/DKIM設定、または外部サーバの利用)によってメールの信頼性を証明する対応が必要となります。
自社のDNSサーバのTXTレコードにSPFレコード(include:spf.rakurakuhanbai.jp)を追記して正当な送信元として許可する
受信側サーバが「なりすまし」と判断する主な理由は、メールの送信元ドメイン(貴社ドメイン)と、実際に送信を行っているサーバ(「楽楽販売」のサーバ)が一致していないためです。これを解消するために、貴社が管理しているドメインのDNS設定(TXTレコード)に、下記の「楽楽販売」のSPFレコードを追加してください。
【記述例】
"v=spf1 ip4:(貴社サーバIP) include:spf.rakurakuhanbai.jp ~all"
※「htdb.jp」ドメインでご契約開始のお客様は「include:spf.htdb.jp」となります。この設定により、受信側サーバは「楽楽販売」からの配信を許可された通信として認識するようになります。
管理者設定からDKIM署名(作成者署名)を設定してメールの信頼性を高める
SPFレコードの設定だけでは不十分な場合や、より強固なセキュリティを求められる宛先(Gmail等)へ送信する場合は、DKIM署名の設定が有効です。
DKIMは、メールに電子署名を付与することで、送信者の正当性と内容の改ざんがないことを証明する仕組みです。「楽楽販売」の管理者設定>DKIM設定より署名を発行し、貴社DNSサーバに公開鍵を登録することで、なりすまし判定を大幅に軽減できます。
「送信メールサーバ設定」を利用して自社で契約している外部サーバ(Exchange OnlineやGoogle Workspace等)から配信する
送信IPアドレスを完全に自社でコントロールしたい場合に最も推奨される方法です。「楽楽販売」の標準サーバを使わず、貴社が普段利用しているMicrosoft 365(Exchange Online)やGoogle Workspaceのメールサーバを経由してメールを送信するように設定を変更します。
【設定箇所】管理者設定 > システム設定 > 送信メールサーバ設定
この設定を行うことで、メールは貴社専用のサーバから配信されるため、「楽楽販売」の共有IPアドレスがブラックリストに入っている影響を一切受けなくなります。また、1日100通までの送信制限も解除されるメリットがあります。
自動処理の「エラーメール転送先」を設定してEnvelope-FROMドメインを調整する
過去の問合せ事例に基づいた現場の工夫として、SMTPレベルの「Envelope-FROM(Return-Path)」を調整する方法があります。
「楽楽販売」から送信されるメールのEnvelope-FROMには、該当する自動処理設定内の「エラーメール転送先」に指定したアドレスが使用される仕様です。このアドレスのドメインを送信元(表示上のFrom)と合わせることで、一部のスパムフィルタを通過しやすくなるケースがあります。
【設定箇所】自動処理 > 自動処理全体設定 > レポートメール等の詳細設定を表示 > メール送信パーツにおけるエラーメールの転送先
関連マニュアル
詳細な設定手順や仕様については、下記記事をご確認ください。
外部のメールサーバを利用するための設定手順
自社のメールサーバ(SMTP/OAuth認証)を登録して、送信制限の解除となりすまし防止を行う方法を解説しています。
送信メールサーバ設定(記事ID:1514)
DKIM署名を発行・管理するためのマニュアル
署名の追加手順や、DNSサーバへ登録するための公開鍵の確認方法について詳しく記載されています。
DKIM設定:署名管理(記事ID:1628)
(記事ID:2006)