画面上で特定の項目(「入金月」や「部署」など)ごとにグルーピングされたクロス集計を作成する方法・設定手順

標準集計機能と蓄積オプション(集計対象DB)を活用し、システム上で常に最新の2軸クロス集計を確認可能です

「集計設定」と「集計結果の蓄積(集計対象DB)」機能を組み合わせて構築することで、対応が可能です。

 

クロス集計を構築する手順

自動処理や手動のDB構築を一切行わず、以下の3ステップの設定で、システム上に2軸の売上マトリクス表と、クリック一つで構成明細にジャンプできるドリルダウン環境が自動生成されます。
例:「入金月」と「部署」でクロス集計を行う場合

手順1:対象のDBで「集計設定」を新規作成する

集計を実行する元のデータベースにおいて、2軸のクロス集計(マトリクス表)を出力するための定義を行います。
【設定箇所】 DB設定 > 機能設定 > 集計設定 > 新規追加

詳細設定の手順:
1. 集計単位の設定: 集計単位を「ヘッダ単位」、または明細行ベースで売上を出す場合は「明細単位」に指定します。
2. 集計項目の設定: 「集計項目設定」 にて、売上金額や請求金額の合計を出したい「数値項目(または数値計算項目)」を指定し、集計方法を「合計」に設定します(※集計項目は最大10個まで並列して設定可能です)。
3. 集計内訳項目の設定(最大3項目):  「集計内訳項目設定」 の「設定」ボタンをクリックし、以下の通りマッピングを行います。
内訳項目1(行軸): 「部署」を指定します。
内訳項目2(列軸): 日時タイプの項目である「入金月(または入金日)」を指定し、集計区分を「範囲で指定」、範囲指定を「月単位」に設定します。
4. 内訳項目の組み合わせ: デフォルトの「集計結果にすべての組み合わせを表示する」のチェックをONにしておきます。これにより、売上が0円の部署・月があってもグレーアウトまたは「0」として表のマス目が常時固定で表示され、視認性が維持されます(チェックを外すとデータ0件の行/列がスキップされて表の順序が崩れます)。

手順2:結果の蓄積(集計対象DB)を「ON」にしてシステムに専用DBを自動生成させる

楽楽販売の「結果蓄積機能」を稼働させることで、データの受け皿となる特殊なデータベース(集計対象DB)が、自動処理や手動作成の手間を一切介さずに、システム裏側で全自動構築されます。

蓄積設定の手順:
1. 手順1で作成した集計設定内の  「集計結果の蓄積」 の 「設定」 ボタンをクリックします。
2. 「蓄積する」にチェックを入れ、「確定」します。
3. この処理が完了した瞬間、同じDBグループ内に、作成した集計設定と同名の「集計対象DB」および集計項目(集計値、実行日時、内訳の部署・入金月など)が完全自動で生成されます。この自動生成された集計蓄積用DBは、通常契約の「データベース数制限(DB数課金オプション)」のカウント対象外(カウントフリー)となるため、契約容量やDB追加コストを一切気にする必要がありません。
4. タイマー自動実行の設定(推奨): 同設定内の 「集計タイマー設定」  の「設定」ボタンから、起動間隔を「毎日(深夜)」または「毎月」等にセットしておきます。深夜のメンテナンス中に自動で最新の2軸クロス集計がバックグラウンドで実行され、自動生成された集計対象DBに結果レコードが毎日美しく蓄積されていきます。

手順3:メニューに配置し、2軸マトリクス表示とリアルタイムドリルダウンを稼働させる

最後に、ユーザーが「入金月×部署」のクロス集計をワンクリックで閲覧できるメニューを配置します。
【設定箇所】 左パネル > データベース > 管理 > 対象DBグループ > メニュー設定

詳細設定の手順:
1. メニュー設定で「新規追加」をクリックし、メニュータイプ「集計」を選択します。
2. 「表示する集計」項目にて、手順1・2で作成した集計設定を選択します。
3. 初期表示させるグラフ(棒グラフ、折れ線、達成度など)を指定し、「確定」してメニューを左パネルに配置します。
4. 運用: ユーザーがこのメニューをクリックすると、最新の2軸クロス集計表(マトリクス表)が表示されます。セル内の「合計値」をクリックすると、新規タブが立ち上がり、そのセルの金額(例:500万円)を構成する「該当部署・該当月の売上伝票(元レコード)」のみが自動抽出された一覧画面がシームレスに表示(ドリルダウン機能)されます。


集計・グループリストを設計する際の注意事項

1. 「集計表の数値」と「ドリルダウン先の一覧合計」が一致しない仕様制限について

集計結果表の数字をクリックしてドリルダウンした際、「一覧の合計値が、集計表に表示されていた値と異なっている」という現象は、楽楽販売のデータセキュリティ仕様に起因する正常な挙動です。

  • 原因1(レコードアクセス権): 母集団のデータベースに対して「レコードアクセス権」が設定されている場合、集計機能自体は全データを対象に計算を行いますが、ドリルダウン先の一覧画面では「ログインユーザー自身に閲覧権限があるレコードのみ」が表示制限(マスク)されるため、権限のないデータ分の金額が一覧から差し引かれて合計が一致しなくなります。
  • 原因2(メニュー絞り込みの干渉): 集計の全体設定で、ドリルダウン先の表示画面として指定した「レコード一覧メニュー」側に、あらかじめ独自の検索条件や初期絞り込み(例:売上確定フラグONのみ、等)が組み込まれている場合、ドリルダウンによるパラメータ条件と二重に絞り込みが重複適用されてしまい、不一致が発生します。
  • 【設計回避策】: 集計設定のドリルダウン先に指定するメニューは、初期絞り込み条件(検索条件)が1つも設定されていない、全項目・全件表示用(すべて)のクリーンな一覧メニューを専用に作成してマッピングするのが基本設計の鉄則です。

2. 【集計区分による月スキップ表示の挙動】データの無い月を「歯抜け」にせず一貫して表示させる設定

集計設定の「集計区分」で、日時タイプの項目を「範囲で指定(1ヶ月毎)」にしている場合、特定の月(例:4月)に該当する集計データ(売上レコード等)が1件も存在しないとき、内訳項目の表示が「3月、5月」と4月をスキップして詰められることはありません。

  • 仕様の挙動: 「範囲で指定」を行っている場合は、集計データが存在しない月であっても、指定された範囲全体の月(3月、4月、5月…)が一貫して順番に表示され、データの存在しない4月の列や行は「グレーアウト(または0)」として非表示にならず枠組みが常時キープされます。
    これにより、月次推移の視覚的な列位置がズレることなく、整然としたピボット分析が維持されます。
    ※「内訳項目の組み合わせ」チェックの有無に関わらず表示されます。

関連マニュアル

クロス集計・グループリスト・集計結果の蓄積に関する詳細な仕様の違いや設定手順については、サクセスナビの下記記事をご確認ください。

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レコード一覧画面設定における表示タイプ「グループリスト」の具体的な設定手順、グループ化基準項目の指定方法、および「名寄せリスト(重複レコードのみ抽出)」との動作・表示ロジックの違いについて解説しています。
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集計設定:集計対象DB

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