自動処理で一時レコードの値を確定する際に日時データが消えてしまう事象の原因と対処方法
自動処理の「レコード更新」パーツで「元の値(選択レコード)」を参照していることが原因で、一時保存時のデータが消失しています。
「楽楽販売」の自動処理において、一時レコードの値を「ジャンプ」パーツ経由で確定させる際、日時項目が空欄になったり「元の値」が反映されなかったりする事象は、主に「参照しているデータのタイミング(選択レコードの仕様)」と「項目の初期値設定」の組み合わせによって発生します。
「元の値」として参照される「選択レコード」は、その自動処理が動き出した瞬間のデータを指します。
そのため、処理の途中で値が書き換わっている場合や、一時保存によってまだ値が確定していない状態の項目を「元の値」で更新しようとすると、システムが「空(値なし)」と判断して上書きしてしまう仕組みです。
主な事象
自動処理で一時レコードを「元の値」のまま確定させようとした際、テキスト項目などは保持されますが、日時データだけが消去されてしまいます。
特に、以下のような設定を行っている場合に発生しやすくなります。
自動処理内で「ジャンプ」パーツを使用し、別の設定画面へ移動した後にレコードを確定させている
日時項目に「初期値:現在日時」を設定している
「レコード更新」パーツの割り当て値に「元の値(選択レコード)」を指定している
主に以下の原因が考えられますので、設定内容やデータをご確認ください。
エラーを解消するための確認・対処手順
1. 割り当てる値を「選択レコード」から「更新レコード」に変更する
【確認箇所】 データベース設定>機能設定>自動処理設定>該当の「レコード更新」パーツ
【確認・対処手順】
1. 該当する自動処理の「自動処理パーツ設定」から、値を確定させている「レコード更新」パーツの詳細設定を開きます。
2. 日時項目の「割り当てる値」のプルダウンを確認します。
3. 【選択レコード】(=処理開始前の空の状態)ではなく、直前のパーツで日時がセットされた状態を指す【更新レコード(パーツ名)】を選択し、該当の項目を紐付け直してください。
該当の設定を確認し、処理の過程で最新の状態になったデータを参照するように変更することで、値が消去されるのを防ぐことができます。
2. 日時項目の「初期値」設定と「再計算」の仕様を確認する
【確認箇所】 データベース設定>基本設定>項目設定
【確認・対処手順】
1. 項目設定にて、該当の日時項目に「初期値:現在日時」が設定されていないか確認します。
2. また、その項目が「日時と時間の量の計算」などの計算タイプである場合、レコードが更新されるたびに再計算が行われる仕様です。
3. 計算項目の場合、一度登録した値を「初回値」として固定する機能はないため、値を保持したい場合は「自動処理のレコード更新パーツで、計算結果を別の(計算式を持たない)日時項目へ転記する」運用へ変更してください。
「楽楽販売」の正確性を保つための仕組み上、計算項目は常に最新の条件で再計算されるため、転記処理を挟むことで値を固定できます。
関連マニュアル
詳細な仕様の違いや作成手順については、下記記事をご確認ください。
自動処理における各レコード(選択・更新・検索)の定義に関するマニュアル
自動処理の各パーツでどの時点のデータを参照しているのか、その違いについて詳しく解説しています。
自動処理 選択レコード/更新レコード/検索レコードの違い
計算項目の値を固定するための転記設定に関するマニュアル
再計算防ぎ、特定の時点の値を保持するための具体的な設定手順を紹介しています。
同じレコード内で、ある項目の値を別の項目に転記(コピー)する方法・設定手順
自動処理ジャンプオプションの仕様に関するマニュアル
画面をまたぐ処理を行う際の制限事項や注意点について記載されています。
自動処理ジャンプオプション:仕様と制限
(記事ID:2595)