自動処理の実行と手動でのレコード編集が競合した場合の挙動と対策

自動処理と手動編集が重なった場合は「後から確定操作を行った内容」が最終的なデータとして上書き保存されます。

「楽楽販売」において、同一のレコードに対して自動処理による更新とユーザーによる手動の編集・確定操作がほぼ同時に行われた場合、システムは「最後に確定(保存)ボタンが押された内容」を正として上書きします。
この挙動により、先に完了した処理内容が消えてしまう(先祖返りする)現象が発生する可能性があります。

例えば、自動処理がレコードに明細行を追加した直後に、その自動処理が動く前の画面を開きっぱなしにしていたユーザーが「確定」ボタンを押すと、ユーザーの画面上のデータ(明細追加前の状態)でレコードが更新され、自動処理で追加された明細が消えてしまうという仕組みです。
これはデータの整合性を保つための「楽楽販売」の基本仕様に基づいた挙動です。

競合が発生しても画面上に警告やエラーのポップアップが表示されることはありません

ユーザー同士の手動編集であれば、設定により「他のユーザーが編集中のためブロックする」といった制御が可能ですが、自動処理と手動編集の競合においては、現在の仕様では注意喚起のポップアップやエラーメッセージを表示する機能はありません。
そのため、ユーザーは自分の操作によって自動処理の結果を消してしまったことに気づきにくいという課題があります。

競合によるデータの消失や上書きを防ぐための対策案

システム的に自動処理と手動編集の衝突を完全にロックする機能は未搭載のため、以下の運用上の工夫や設定の組み合わせによってリスクを最小限に抑える必要があります。

自動処理の実行タイミングをユーザーが操作しない夜間や休憩時間の「タイマー起動」に設定する

一括処理などの重い自動処理を実行する場合は、ユーザーがレコードを編集する可能性が低い時間帯にスケジュールを設定してください。
これにより、ユーザーが編集画面を開いている最中に自動処理が裏側でデータを書き換えてしまうリスクを物理的に回避できます。

「レコード更新の排他制御」機能を有効化し、ユーザー間での同時編集リスクを低減する

直接的に自動処理を止めるものではありませんが、システム全体の「排他制御」を有効にすることで、少なくとも「ユーザーAが編集している間にユーザーBが上書きする」といった人為的な競合を防ぐことができます。
これにより、データが不安定になる要因を一つ減らすことが可能です。

【設定箇所】 管理者設定>システム設定>全体詳細設定>レコード操作に関する設定
「レコード更新の排他制御」にて「排他制御する」にチェックを入れ、運用に合った制御方式を選択してください。

関連マニュアル

詳細な仕様の違いや作成手順については、下記記事をご確認ください。

複数ユーザーによる同時編集を制限する「排他制御」の設定方法

ユーザー同士の編集競合を防ぐための具体的な設定手順と、制御方式ごとの挙動の違いについて解説しています。
複数ユーザが同じレコードを同時に編集できないようにする方法

操作履歴から変更前のデータを確認する手順

万が一データが上書きされてしまった際に、いつ・誰が(またはどの自動処理が)操作したかを確認する方法です。
誤操作や意図しないデータ変更の原因を調査したい

お問い合わせフォームよりご要望をお寄せください。

「楽楽販売」はお客様から頂戴したご意見・ご要望をもとに、
よりよく、寄り添う 販売管理クラウドを目指してまいります。

現在の仕様ではご希望の機能に対応しておりませんが、
お客様からの貴重なご意見として真摯に受け止め、今後の改善に役立ててまいります。

(記事ID:2603)