レコードをコピーして新規登録する際、コピー元の値ではなく「項目の初期値」を優先して登録したい
レコードコピー機能では、コピー元のデータが「項目の初期値」や「強制登録」の設定よりも優先されます
既存のレコードを「コピー」ボタンで複製して新規登録を行う際、システム内部で「コピー元レコードの値を、新規登録画面の初期値としてセットする」という動作が最優先で行われます。
そのため、メニュー設定の「入力項目設定」で「強制登録」を有効にしていても、入力画面上でコピー元のレコードに対象項目の値が入っている場合は、あらかじめ設定した「項目の初期値」や「メニュー単位の初期値」で上書きされることはありません。
コピー元の値がそのまま入力画面に引き継がれ、登録される仕組みです。
なお、ヘッダ項目において、入力画面上で「編集可能」な項目についてはコピー元の値が引き継がれますが、「編集不可」または「非表示」に設定されている項目はコピー時に値が引き継がれずクリアされる仕様です。
「編集不可」などの項目に「強制登録」を設定している場合は、コピー元の値に関わらず常に設定した初期値が登録されます。そのため、その項目が画面上で「編集不可」または「非表示」として問題ない項目であれば、「強制登録」の設定にて初期値を優先させることができます。
対象の項目を画面上で「編集可能」なままにしておきたい場合や、表示設定に関わらずコピー元の値が引き継がれてしまう「明細項目」に対して初期値を強制したい場合は、お手数をおかけしますが、標準の「コピー」ボタンの代わりに、自動処理機能を活用した「専用の複製ボタン」を別途新規に作成してください。
自動処理の「レコード登録」パーツを活用して、特定の項目のみ初期値を強制適用する代替案
標準の「コピー」ボタンではコピー元の値が優先されますが、自動処理の「レコード登録」パーツを使用することで、「一部の項目はコピー元の値を引き継ぎ、特定の項目だけは強制的に固定の初期値を登録する」という柔軟な制御ができます。
この方法により、ユーザーの操作ミスを防ぎつつ、運用ルールに則ったデータの複製が実現できます。
以下の手順で、特定の項目に初期値を強制する「専用のコピーボタン」を構築してください。
1. レコード複製用の自動処理を作成する
【設定箇所】 データベース設定>機能設定>自動処理設定
1. 「新規追加」をクリックし、任意の自動処理名(例:コピー(初期値優先))を入力して確定します。
2. 「自動処理パーツ設定」にて「レコード登録」パーツを追加します。
3. 詳細設定の「対象データベース」で、現在操作しているデータベース自身を選択します。
2. 項目ごとに「コピー」か「固定値」かを割り当てる
「レコード登録」パーツの項目割り当て画面にて、項目ごとに以下の設定を行います。
・コピー(引き継ぎ)したい項目: 左側のプルダウンで【選択レコード】を選択し、右側で該当する項目名を指定します。
・コピー元の値を無視して初期値を優先したい項目: 左側のプルダウンで(直接指定)を選択し、右側の入力欄に登録したい初期値(固定値)を直接入力します。
3. メニューに「処理ボタン」として配置する
【設定箇所】 データベース設定>基本設定>メニュー設定
1. 対象の一覧メニューの「設定」画面を開き、「処理設定」の「設定」ボタンをクリックします。
2. 「処理の追加」から、手順1〜2で作成した自動処理を追加します。
3. 実行方法の「ボタン」にチェックを入れ、必要に応じて「コピーして新規作成」などの分かりやすい処理名に変更して確定します。
※注意点として、自動処理を用いたレコード登録では、項目タイプが「ファイル」「イメージ」「自動生成ファイル」のデータはコピーして引き継ぐことができません。
これらの項目もコピーしたい場合は、標準の「コピー」ボタンをご利用ください。
関連マニュアル
レコードのコピー機能や、メニューごとの初期値設定(強制登録)の詳細な仕様については、下記記事をご確認ください。
レコードをコピーした際に引き継がれる項目の範囲に関するマニュアル
ヘッダー項目と明細項目でコピーされる条件の違いや、編集不可項目がどのように扱われるかについて詳しく解説しています。
レコードをコピーするとコピーされる項目/されない項目がある
メニュー設定における「強制登録」と初期値の優先順位に関するマニュアル
「項目設定」と「メニュー設定」の両方で初期値がある場合の優先順位や、編集不可項目に値を表示させるための設定手順が記載されています。
初期値を設定したが、実際の入力画面に表示されない
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