DBリンク項目を「検索プルダウン」にしている際、編集不可の従属項目に値が自動反映されない原因と対処方法
レコード入力画面設定の「従属取得設定」にて、編集不可項目への反映が許可されていないことが主な原因です
レコード入力画面において、DBリンク項目で値を選択した際に連動する従属項目へ値が自動反映(同期)されない事象は、画面ごとの「従属取得設定」や「データベース全体設定」の組み合わせによるものです。
特に、DBリンク項目の登録方法を「検索プルダウンを使用」に設定している場合、ユーザーが値を切り替えた瞬間にリアルタイムで反映されることを期待しますが、従属項目が「編集不可」や「非表示」に設定されていると、データの正確性を保つための仕組み上、標準状態では値の書き換えが制限されます。
この事象を解消し、編集不可の項目に対してもマスタの値を自動で反映させるためには、以下の設定内容を確認・変更してください。
主な事象
- DBリンク項目を「検索プルダウン」から選択し直しても、横に並んでいる「編集不可」の従属項目(商品名や単価など)が空欄のまま動かない。
- 「検索ウィンドウ」を利用していた時は横の「取得」ボタンを手動で押すことで反映できていたが、プルダウン形式に変えた途端に「取得」ボタンが表示されなくなり、手動でも自動でも一切反映されなくなってしまった。
エラーを解消するための確認・対処手順
1. レコード入力画面設定の「従属取得設定」を有効にする
最も多く見られる原因は、入力画面ごとの詳細設定において、編集できない項目へのデータ上書きが許可されていないケースです。
【確認箇所】 [対象データベースのスパナマーク] > [表示設定] > [レコード入力画面設定]
【確認・対処手順】
1. 該当する入力メニューで使用している「レコード入力画面設定」の「設定」ボタンをクリックします。
2. 画面上部にある全体設定の「設定」ボタンをクリックします。
3. 「従属取得設定」のセクションを確認し、「編集不可・非表示の項目に対して取得を行う」のチェックボックス(「レコード登録時・一時保存レコード編集時」と「レコード更新時」の両方)にチェックを入れます。
4. 「確定」ボタンをクリックして保存します。
これにより、画面上で項目がグレーアウト(編集不可)されていても、DBリンク項目の選択に合わせて自動的に値が同期されます。
2. データベース全体設定の「従属項目の自動取得設定」を「常に有効にする」にする
画面側の設定が正しくても、データベース全体の基本ルールで「既存レコードの編集時」の自動取得がオフになっていると、反映されません。
【確認箇所】 [対象データベースのスパナマーク] > [基本設定] > [DB全体設定]
【確認・対処手順】
1. 「従属項目の自動取得設定」のプルダウンを確認します。
2. 「常に有効にする」が選択されているか確認してください。
3. 「新規登録・一時保存からの編集時のみ有効」となっている場合、登録済みのレコードを編集する際には「取得」ボタンが画面にないプルダウン形式では、値を自動で反映できません。
3. DBリンク項目自体の「編集可否」と「入力制限」を確認する
従属項目側ではなく、起点となる「DBリンク項目」の設定に起因して処理がスキップされている可能性があります。
【確認箇所】 [レコード入力画面設定] および [DB項目設定]
【確認・対処手順】
1. DBリンク項目の表示状態: レコード入力画面設定にて、DBリンク項目自体が「編集不可」や「非表示」になっていないか確認してください。起点となる項目が操作できない状態では、従属項目の値も取得されません。
2. 入力制限(グレーアウト)の干渉: 従属項目に対して「入力制限」機能(特定の条件時のみ入力可能にする設定)をかけている場合、取得のタイミングでは「制限中(入力不可)」と判定され、値の反映がブロックされることがあります。制限を外すか、自動処理での更新を検討してください。
関連マニュアル
詳細な仕様の違いや作成手順については、下記記事をご確認ください。
従属項目の自動取得タイミングと設定方法
データベース全体設定における自動取得の挙動や、手動取得との違いについて詳しく解説しています。
DB全体設定
入力画面での項目制御と従属取得の個別設定
入力画面ごとに「編集不可」や「非表示」の項目へ値を流し込むための詳細な設定手順が記載されています。
レコード入力画面設定
従属項目の値を再取得する/しない方法のFAQ
設定状況に応じた値の反映ルールの違いをまとめています。
編集不可・非表示の従属項目の値を再取得する/しない方法
(記事ID:2883)