明細項目の値を別DBの明細項目に表示させる方法・設定手順
「参照専用項目」の追加、または「従属項目」の機能単体による値の自動コピーによって表示可能です
「楽楽販売」では、他データベースとの関連付けを行う「DBリンク項目」をデータベース側にあらかじめ作成しておくことで、別データベースにあるレコードの情報を表示させたり、自データベース内の項目へ自動コピーして格納したりすることができます。
「常に最新の情報をリアルタイムに自動反映させて画面表示させたいか(マスタ連動)」、「過去の特定の登録タイミングの値を自身のデータベースに保存させたいか(履歴保持)」という運用目的に合わせて、最適なアプローチを選択してください。
最適な構築手法の選び方・ジャッジ用の判断基準
- 最新の情報をリアルタイムに画面上だけで確認できればよい場合
➔ 解決策1. 「参照専用項目」 が適しています。マスタ側の値が更新されると、画面リフレッシュ時に即座に最新情報が表示されます。 - マスタの値が変わっても「登録時点」の備考履歴を保護したい、または画面上で手動編集したい場合
➔ 解決策2. 「従属項目(単体での自動取得)」 が適しています。参照専用項目のような「画面あたりの設置制限数(10項目/20項目)」を一切受けず、何個でも配置できるほか、自動処理パーツを1つも作成することなく、DBリンクの選択時に値を完全自動でコピー・保存できます。
各解決アプローチの詳細と設定手順
1. 「参照専用項目」としてリンク先データベースの値をリアルタイム表示する(画面設定)
<メリット> リンク先データベースの値を常に最新の状態で画面にリアルタイム表示できます。明細項目を表示したいデータベース側にデータ保存用の物理項目を作成する必要がありません。
<デメリット> 表示専用のため、その項目を画面上で直接編集することはできません。また、1つの画面(レコード一覧、またはレコード閲覧・入力設定)ごとに追加できる参照専用項目の数や、DBリンクを辿って遡れる階層の深さには以下のシステム仕様制限があります。
【設定箇所】 データベース設定>表示設定>レコード一覧画面設定(またはレコード閲覧・入力画面設定)
【設定手順】
1. 対象の画面設定の「設定」ボタンをクリックし、上部の「項目設定」タブを開きます。
2. 「追加する項目」プルダウンから「(参照専用項目)」を選択します。
3. 右側に表示されるプルダウンにて、まず情報を表示したいデータベースに繋がっている「DBリンク項目」を選択し、次にリンク先データベースの項目(例:明細備考)を選択します。
4. 任意の表示名を記入し、「追加」ボタンをクリック後、画面最下部の「確定」ボタンで保存します。
2. 「従属項目」としてリンク先データベースの値を自身のデータベースにコピー・保存する(項目設定単体)
<メリット> 参照専用項目の「画面あたりの設置制限数(10項目/20項目)」を物理的に一切受けず、必要な数だけ配置可能です。 また、データの登録・更新時にマスタの値をコピーして保存するため、後からマスタ側(売上マスタ等)の値が変更・削除されても、登録された当時の「請求備考(履歴)」が勝手に変わること(先祖返り)なく、当時の記録を完璧に保護できます。さらに、コピーされた値は画面上でユーザーが手動で個別に編集(上書き)することも可能です。
<デメリット> 自データベース側にデータを物理的に保存するための器(項目)を作成するため、その項目長に応じてシステムディスクの使用容量を消費します。また、マスタ側の値が変わっても、請求側の保存データは自動では連動更新されません(必要に応じて再取得操作を行います)。
【設定箇所】 データベース設定>基本設定>項目設定
【設定手順】
1. 明細項目を表示したいデータベースの項目設定画面に入り、新規に項目を追加します。
2. 「タイプ」プルダウンから「(従属項目)」を選択します。
3. 設定オプションが表示されますので、以下のように紐付けを行います。
・対象リンク項目:リンク先データベースへの「DBリンク項目」を指定します。
・コピーする項目:リンク先データベースに存在する「明細備考」を指定します。
4. 任意の項目名(例:売上備考)を入力し、「追加」ボタンをクリックして作成します。
【従属項目で値を取得するための注意事項】
1. データベース全体設定:従属項目の自動取得設定を『常に有効にする』に変更する
楽楽販売のデフォルト仕様では、登録済みの既存レコードを後から「編集(変更)」した際、DBリンクを切り替えても従属項目は自動で書き換わりません(手動で取得ボタンを押す必要があります)。
これを、画面上でDBリンク項目を変更したタイミングで常に裏で備考も自動で最新の値に上書きコピーされるようにするため、
データベース設定>基本設定>DB全体設定>従属項目の自動取得設定 にて「常に有効にする」に設定してください。
2. 入力画面設定:編集不可・非表示の従属項目に対しても取得を行う設定を『オン』にする
入力画面上で編集不可、または非表示としている項目に対して、ユーザーには編集させず値だけを自動セットさせるには、データベース設定>表示設定>レコード入力画面設定>対象メニューの『全体設定(詳細設定)』 を開き、従属取得設定の「編集不可・非表示の項目に対して取得を行う」に必ずチェックを入れて確定してください。
3. インポート全体設定:CSV取込時に従属項目を自動取得する設定を『オン』にする
画面上での手動登録時とは異なり、CSVデータのインポート機能を用いて一括で請求レコードを流し込む場合、通常はDBリンク項目をインポートしても従属項目は空欄のまま取り込まれてしまいます。
インポートデータ取込時にも売上マスタの備考を完全自動でコピーしてインポートを完了させるには、データベース設定>機能設定>インポート一覧>対象インポート設定の『全体設定(詳細設定)』 を開き、最下部にある「従属項目の取得」チェックボックスに必ずチェックを入れて保存してください。
関連マニュアル
詳細な仕様や作成手順については、サクセスナビの下記記事をご確認ください。
項目設定:項目タイプ「従属項目」
従属項目の基礎概念(マスタコピー仕様)、参照専用項目との計算・編集の自由度の違い、手動取得(取得・一括取得ボタン)と自動取得設定(DB全体設定)の挙動、および作成済みの項目を後から従属項目へと型変換する操作手順について詳しく解説しています。
項目設定:項目タイプ「従属項目」
もう迷わない!参照専用項目と従属項目の使い分けガイド
「常に最新マスタを覗きにいく参照専用(画面設定)」と「任意のタイミングで時点コピーをデータベースにガッチリ保存して上書き編集もできる従属(項目設定)」のデータ構造と、業務フローに応じた正しいジャッジ基準を掲載しています。
もう迷わない!参照専用項目と従属項目の使い分けガイド
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