項目「数値計算」で「明細のレコード数」を条件を絞り込んでカウントしたい

「数値計算」項目の計算対象を「明細のレコード数」とした場合、明細項目を任意の条件で絞り込む機能はございません

項目タイプ「数値計算」において計算方法を「(明細の)レコード数」に設定した場合、特定の条件に合致する明細行のみを抽出してカウントする「明細項目を絞り込む」設定を利用することはできない仕組みとなっております。

「明細項目を絞り込む」機能は、計算方法が「(明細の)合計」または「(明細の)平均」の場合にのみ提供されている機能です。
そのため、特定の区分やステータスに該当する明細行の数だけを数えたい場合には、お手数をおかけいたしますが、計算方法を「(明細の)合計」に変更した代替案にて設定していただく必要がございます。

絞り込み条件に一致する明細行のみをカウントする代替案

標準の「レコード数」機能では絞り込みができませんが、各明細行にカウント用の数値を持たせ、それを「合計」する仕組みを構築することで、実質的に「条件に合う明細行の数」を自動算出できます。

明細行に数値の「1」を自動入力する作業用項目を作成し、その項目を「明細項目の合計」機能で絞り込み集計する

以下の手順で、カウントの土台となる「作業用項目」を明細に作成し、その後に集計用の「数値計算項目」をヘッダに作成する設定を行ってください。

1. カウント用の数値項目を明細行に作成する

まず、すべての明細行がシステム上で「1件」として正しく数えられるように、数値の「1」を保持するための専用項目を準備します。

【設定箇所】 データベース設定>基本設定>項目設定

1. 対象データベースの「項目設定」画面にて、「新規追加」ボタンをクリックします。
2. 以下の内容で項目を作成します。
・項目名:カウント用数値(任意の名称で問題ありません)
・タイプ:数値
・明細/ヘッダ:明細にチェックを入れる
・初期値:1
3. 「追加」ボタンをクリックし、設定を保存します。
※この設定により、今後新しく追加される明細行には自動的に「1」が入力されます。
すでに登録済みのレコードがある場合は、インポート機能や一括実行機能を利用して、既存の明細行のこの項目に「1」をセットしてください。

2. 集計結果を表示する数値計算項目をヘッダに追加し、絞り込み条件を設定する

次に、手順1で作成した「1」という値を、特定の条件(例:区分が「加工品」のものだけ)に絞って合計する設定を行います。

1. 「項目設定」画面にて、再度「新規追加」ボタンをクリックします。
2. 以下の内容で項目を作成します。
・項目名:〇〇(集計したい条件名)の件数
・タイプ:数値計算
・明細/ヘッダ:ヘッダ(チェックを入れない)
3. 「追加」ボタンをクリック後、作成した数値計算項目の「設定」ボタンをクリックして詳細設定画面を開きます。
4. 「計算方法」のプルダウンにて「明細項目の合計」を選択します。
5. 「計算する項目」にて、手順1で作成した「カウント用数値」を選択します。
6. 「明細項目を絞り込む」のチェックボックスにチェックを入れます。
7. 表示された条件設定欄にて、カウント対象としたい条件(例:区分 = 加工品)を設定します。
8. 画面下部の「確定」ボタンをクリックして保存します。
※すでに登録済みの既存レコードには自動で計算結果が反映されません。設定完了後に、既存のレコードに対して一括再計算を実施し値の反映を行ってください。

この設定により、指定した条件に合致する明細行の「1」だけが足し算されるため、結果として「条件に合う明細の行数」がヘッダ項目にリアルタイムで表示されます。

数値計算項目の仕様とマニュアル

数値計算項目の詳細な計算ロジックや、設定可能な条件については、下記記事をご確認ください。

数値計算項目の基本的な設定方法に関するマニュアル

数値計算タイプで利用可能な計算方法(四則演算、合計、平均、レコード数など)や、再計算が実行されるタイミングなどの詳細な仕様について解説しています。
項目設定:項目タイプ「数値計算」

明細項目の区分ごとに件数をカウントする設定手順

本記事で紹介した代替案の具体的な設定手順や、複数の区分ごとに件数を出したい場合の工夫について記載されています。
明細項目の区分(カテゴリ)ごとに件数をカウントする方法・設定手順

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