明細が1行も存在しない「見出しのみのレコード」を抽出する方法・設定手順
ヘッダ項目に「明細のレコード数」をカウントする数値計算項目を作成し、その値が「0」のレコードを絞り込むことで抽出可能です。
「楽楽販売」の標準的な絞り込み設定や検索機能では、「明細行が存在するかどうか」という状態を直接判定する条件が備わっていません。
そのため、数値計算項目の「(明細の)レコード数」機能を利用して、各レコードに紐づく明細の行数を数値としてデータ化し、その数値が「0」であるレコードを検索対象とする仕組みを構築することで解決できます。
1. 明細行の総数をカウントするための数値計算項目をヘッダに作成する
まず、システムが自動的に明細の数を数えて保持するための専用項目を準備します。この項目は明細行ではなく、必ず「ヘッダ項目」として作成してください。
【設定箇所】 左パネル > [対象のデータベース] > 設定(スパナアイコン) > 基本設定 > 項目設定
設定手順
1. 対象データベースの「項目設定」画面にて、以下の通り入力し「追加」ボタンをクリックします。
・項目名:任意の名称(例:明細行数チェック、明細件数など)
・タイプ:数値計算
・明細項目にする:チェックを入れない
2. 追加された項目の右端にある「設定」ボタンをクリックします。
3. 詳細設定画面にて、以下の通り設定し「確定」ボタンをクリックします。
・計算方法:「(明細の)レコード数」を選択
・計算する項目:「明細」を選択
2. 既存のレコードに対して「一括再計算」を実行してカウント値を反映させる
新しく作成した数値計算項目は、設定しただけでは既存のレコードに値が入りません。過去に作成された「見出しのみのレコード」を正しく抽出するために、一度データベース全体の数値を算出させる必要があります。
操作手順:
1. 対象データベースのレコード一覧画面を開きます。
2. 再計算したいレコード(または全レコード)の左側にあるチェックボックスにチェックを入れます。
3. 画面左下のプルダウンメニューから「一括再計算」を選択し、「実行」ボタンをクリックします。
※「一括再計算」がメニューに表示されていない場合は、メニュー設定の「処理設定」から追加してください。
3. 絞り込み設定にて「カウント項目が0」という条件を指定して抽出する
数値が反映されたら、実際に明細が0件のレコードだけを表示させるためのフィルターを作成します。
設定手順
1. 「データベース設定」 > 「表示設定」 > 「絞込み設定」を開き、「新規追加」をクリックします。
2. 任意の絞り込み名(例:明細なしレコード抽出)を入力し、以下の条件を設定して「確定」します。
・条件:[手順1で作成した項目名] が (直接入力)「0」 と等しい
※この絞り込み設定を適用することで、プログラムのバグや入力ミスによって発生した「明細が1行も存在しないレコード」を一覧画面で特定し、削除や修正などの対応を行うことができます。
関連マニュアル
詳細な仕様の違いや作成手順については、下記記事をご確認ください。
数値計算項目で明細の行数を集計する設定方法
数値計算タイプで利用可能な「(明細の)レコード数」の仕様や、再計算が実行されるタイミングについて詳しく解説しています。
項目設定:項目タイプ「数値計算」
特定の条件でレコードを抽出する絞り込み設定の作り方
作成した項目を条件に使用して、一覧画面に表示するデータを制限する手順について解説しています。
絞込み設定
一覧画面で複数のレコードに対して計算処理を一括で行う手順
既存データに計算結果を反映させるために必要な「一括再計算」の操作方法や、メニューへの追加手順が記載されています。
数値計算項目を追加後、登録済みのレコードでも計算させる方法
(記事ID:2818)
「項目設定」の関連記事一覧
こちらの記事もあわせてご確認ください。
- 既存データベースに項目を追加・変更するときのよくある問い合わせと解決方法
- 「物理削除」と「論理削除」の違いとは?(「論理削除」の設定方法)
- 「ファイル」項目に登録したファイルをダウンロードせずにブラウザでプレビューすることは可能か
- 「数値計算」項目の結果に「+」や「-」の符号を自動で表示する方法・設定手順
- 顧客マスタの顧客IDを自動採番に変更する方法・設定手順
- DBリンク項目の検索で「完全一致」に近い候補のみを表示したい
- データベースのプルダウンに登録・表示できる選択肢の上限数
- DBリンク項目の検索画面で表示項目(検索対象)の上限数を拡張、または以前の仕様に戻すことは可能か
- DBリンク項目において独自の「ID(例:得意先コード)」を入力して情報を自動表示させる方法・設定手順
- 明細行でDBリンク項目の「明細キー」を選択した際に親の「キー項目」を自動取得し、入力画面では非表示状態でデータを登録する方法