自動処理を設定する手順には、レコード単位/明細単位のどちらかを選ぶ設定項目があります。
この設定は、明細情報を含むレコードをどう扱うかを決めるもので、選択により
自動処理の挙動が大きく変わる場合があります。
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レコード単位 |
明細単位 |
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明細情報の操作 |
全行分の情報を参照 |
その行だけ操作 |
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データ構造 |
ヘッダ情報+明細情報 |
ヘッダ情報+明細情報 |
補足
ヘッダ情報/明細情報 とは
レコードの情報の内、明細項目の内容が明細情報で、それ以外がヘッダ情報です。
ヘッダ情報にはヘッダ項目以外に承認情報などが含まれます。
実際のレコードを例にとって説明します。
こちらは、7行分の明細情報を含む1つのレコードです。
レコードの扱いの差
まず、上の例をどう扱うかご覧ください。
レコード単位
これをレコード単位で扱うと、数は「1件」です。
明細はまとめてしまうので何行あっても関係なく、どんなレコードでも(明細がなくても)
1件です。
明細単位
同じレコードを明細単位で扱うと、その数は「7件」に分かれます。
この7件のヘッダ情報部分は全く同じ内容です。
行数によってカウントは変わり、明細が1行も存在しないレコードは明細単位での取り扱い
対象になりません。
使い道に応じて
レコード単位と明細単位は、処理の目的に応じて適切な方を選びます。
【例】
- すべての明細行の情報をリストにしてExcelファイルに書き出したい場合
⇒レコード単位を使います。
明細情報が1まとめなので簡単です。
明細単位にすると、情報がばらけてしまうので
処理が難しくなってしまいます。 - 一定金額を越えている明細行だけ、値引きをしたい場合
⇒レコード単位では、明細がまとまってしまっているためできません。
明細単位で、1行ごとに処理をすればできます。
実行単位と取得単位
自動処理の設定の中で、レコード単位か明細単位かを選択するのは次の2箇所です。
- 自動処理ごとの全体設定(実行単位)
- 「レコード検索」パーツの詳細設定(取得単位)
取得単位についてはレコード検索パーツの記事をご覧ください。
自動処理の実行単位
実行単位の選択
実行単位は、自動処理を新規に作成する場合のみ選択できます。
作成後は実行単位を変更できません。
設定個所:DB設定>機能設定>自動処理設定
実行単位は処理の起点
引き続き、明細が7件あるレコードを例にご説明します。
実行単位の違いによって、一見同じ操作でも行われる処理は次のように異なります。
このレコードを対象にレコード単位の自動処理を実行すると、自動処理が1回実行されます。
自動処理の中でこのレコードは【選択レコード】として扱われます。
同じように、このレコードを対象に明細単位の自動処理を実行した場合は、自動処理は各行に対して1回ずつ、合計で7回実行されます。
1行目を【選択明細】とする自動処理が1回、2行目を【選択明細】とする処理が1回、同様に7行目まで続きます。
※レコード閲覧画面では、任意の明細行に対して1行ずつ処理を実行することもできます。
実行単位の選択基準
簡単にまとめると、下記のような基準で使い分けます。
- 明細行ごとに異なる操作をしたい ⇒ 明細単位
- すべての明細行に同じ操作をしたい ⇒ レコード単位
- 明細項目に対して特に何もしない ⇒ レコード単位
※自動処理は、設定によって多様な処理ができます。
処理内容によっては必ずしもこの基準と合致しませんのでご注意ください。
特殊な実行単位
メールボックスに設定する自動処理は特殊で、メール1通につき1回起動します。
レコード単位も明細単位も選択できません。
※本機能はオプションのため、ご利用にはお申し込みが必要です。
詳細は下記記事をご覧ください。
メールボックスオプション