マスタDBの変更を連携先DBの全レコードへ一括反映・上書きする方法

「楽楽販売」でマスタの変更を連携先へ反映するには、項目のタイプに合わせて以下の2つの方法がございます

ユーザーの運用において「常に最新の状態を表示させたい」のか、「登録時点の値を保持しつつ、必要な時だけ一括更新したい」のかによって、最適な構築手法が異なります。
それぞれの特性を理解し、業務フローに合った方法を選択してください。

最適な構築手法の選び方・判断基準

  • 常に最新情報をリアルタイムに表示させたい場合1. 「参照専用項目」を利用する
    マスタ(参照先)の値を変更するだけで、連携しているすべての画面に即座に反映されます。更新のための自動処理を設定する必要がなく、メンテナンスの手間がかかりません。
  • 登録時の値を基本としつつ、マスタ変更時に一括で書き換えたい場合2. 「従属項目」と「自動処理」を組み合わせる
    「従属項目」はデータをコピーして保持する仕組みのため、マスタを変えても自動では更新されません。すべての該当レコードをまとめて上書きするには、自動処理による「再取得」の設定が必要です。

各手段の詳細と設定手順

1. 「参照専用項目」によるリアルタイム反映(設定による自動化)

<メリット> マスタデータベースのレコードを更新した瞬間、連携先のデータベースにあるすべてのレコードの表示が自動的に切り替わります。データの正確性を保つための「更新忘れ」が物理的に発生しない仕組みです。
<デメリット> 連携先データベースの「実データ」として値を保存しているわけではないため、数値計算の計算対象にしたり、複雑な絞り込み条件に指定したりすることができません。

【設定箇所】 連携先データベース>DB設定>表示設定>レコード一覧画面設定(または閲覧画面設定)

手順:
1. 連携先データベースの「レコード一覧画面設定」などの詳細設定画面を開きます。
2. 「追加する項目」プルダウンから「(参照専用項目)」を選択します。
3. 情報を表示したいマスタデータベースにリンクしている「DBリンク項目」を選択し、次にマスタデータベース側の表示したい項目を選択して「追加」します。
※この設定により、マスタ側のレコードを修正するだけで、連携先の全レコードに最新値が表示されます。

2. 「従属項目」を自動処理で一括更新する方法

<メリット> 連携先データベースに「実データ」として値を保持するため、マスタ変更後も「過去の登録時点の値」を残しておく運用が可能です。一括更新を行えば、数千件のレコードを一度に最新のマスタ情報で上書きできます。
<デメリット> マスタを更新しただけでは連携先は書き換わりません。必ず自動処理を実行する必要があります。

【設定箇所】 マスタデータベース>DB設定>機能設定>自動処理設定

手順:
データ反映先のデータベース側で「マスタが更新後に、該当データを探しに行って上書きする」という自動処理を構築します。
1. 「レコード更新」パーツの設定
「対象レコード」に手順1の【選択レコード】を指定します。 更新したい従属項目に対し、リンク先のマスタデータベースから更新対象の項目を割り当てます。
2. 実行タイミングの設定
反映先データベースのメニュー設定にて、プルダウンやサブメニューにこの自動処理を割り当てます。 または、自動処理一括実行設定にて一括実行の設定を行います。 これにより、マスタを修正して保存した後に該当の自動処理を実行することで、連携先側の全レコードに最新の値を反映できます。

「従属項目」利用時の注意点と「できないこと」

「従属項目」は、システムの正確性を保つための仕組み上、マスタ側のレコードが削除されたり値が変更されたりしても、連携先のレコードへ自動的に値が反映されることはありません。
現場の問い合わせでは「マスタを直したのに一覧画面が変わらない」という躓きが多く見られますが、これは従属項目が「コピーされた時点の値」を保持し続けているためです。
一括で反映させたい場合は、必ず上記の自動処理を動かすか、一覧画面のプルダウンから「一括再取得」を実行してください。

関連マニュアル

詳細な仕様の違いや作成手順については、下記記事をご確認ください。

参照専用項目と従属項目の使い分けガイド

どちらの項目タイプが貴社の運用に適しているか、メリット・デメリットを比較して解説しています。
もう迷わない!参照専用項目と従属項目の使い分けガイド

自動処理による再取得の設定方法

従属項目の値を、自動処理を使って最新のマスタ情報に書き換える具体的なパーツ構成を解説しています。
自動処理による再取得の設定方法

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