ログイン失敗のログが急増した場合の原因調査と不正アクセス対策

ログ詳細の「接続元IPアドレス」を確認し、社内からの操作ミスか外部からの不正アクセスかを切り分けることで対処可能です。

「楽楽販売」のログ一覧に「ログイン失敗」の記録が急増している場合、単なるユーザーの入力ミスだけでなく、外部からの機械的なアタック(ブルートフォースアタック等)や、設定変更が漏れた自動化ツール(RPA等)によるアクセスの可能性が考えられます。

まずはログの「詳細情報」からアクセスの出所を特定し、その実態に合わせて「アカウントロック」や「アクセス制限」などの適切なセキュリティ設定を適用することで、システムの安全性を確保できます。


ログイン失敗の原因を特定するための確認・対処手順

ログ一覧の「参照」ボタンから接続元IPアドレスを確認し、社内ネットワークからのアクセスか外部からのものかを判別する

ログイン失敗が急増した際は、まず「どこから」アクセスが来ているかを確認してください。
【確認箇所】 管理者設定>メンテナンス機能>ログ一覧
【確認手順】
1. ログ一覧画面にて、操作を「ログイン失敗」に絞り込んで検索します。
2. 該当するログの右端にある「参照」ボタンをクリックします。
3. 詳細画面に表示される「接続元IPアドレス」を確認します。

<判定基準と対策>
・IPアドレスが貴社拠点のもの(社内ネットワーク)である場合:
特定のユーザーがパスワードを忘れて試行を繰り返しているか、あるいはRPAなどの自動化ツールが古いパスワードのままログインを試みている可能性があります。該当ユーザーへのヒアリングやツールの設定確認を行ってください。
・IPアドレスが見知らぬ外部のものである場合:
第三者による不正アクセスの試行が疑われます。後述する「アカウントロック」の有効化や、特定のIP以外からのアクセスを遮断する「IPアドレス制限」オプションの導入を検討してください。

ログイン失敗を一定回数繰り返すアカウントを自動的に停止させる「アカウントロック」機能を有効化する

不正アクセス対策として最も有効な基本設定が「アカウントロック」です。短時間に何度もログインに失敗したアカウントを一時的に凍結することで、パスワードの総当たり攻撃を防ぎます。
【設定箇所】 管理者設定>システム設定>アカウントロックの設定
【設定手順】
1. 「アカウントロックの利用可否」を「利用する」に設定します。
2. 「ロックまでのログイン失敗回数」を指定します(例:5回など)。
3. 「ロックを解除するまでの時間」を設定します(例:30分、または管理者が解除するまで、など)。
この設定により、攻撃者が継続してログインを試みることが困難になります。

パスワードの管理方法を「管理者のみ」に変更し、ユーザーによる推測されやすいパスワード設定を防止する

ユーザーが安易なパスワードを設定していると、不正アクセスのリスクが高まります。セキュリティを強化するために、管理者がパスワードを一括管理する運用への切り替えができます。
【設定箇所】 管理者設定>システム設定>パスワードに関する設定
【設定手順】
1. 「管理方法」にて「管理者のみがパスワードを管理する」を選択します。
2. 「必須にする文字の種類」にて、英大文字・小文字・数字・記号のすべてにチェックを入れ、複雑なパスワードを強制します。
3. 「文字数」を長めに設定(例:10文字以上)することで、セキュリティ強度を向上させます。


さらなるセキュリティ強化のためのオプション機能

標準機能での対策に加え、接続元そのものを制限したい場合は、下記の有料オプションの活用をおすすめします。

特定の拠点以外からのアクセスを完全に遮断する「IPアドレス制限サービス」

会社や拠点のグローバルIPアドレスを登録することで、許可されていないネットワークからのアクセスを「楽楽販売」のログイン画面に到達する前に遮断します。外部からの不正アクセスを物理的に防ぐのに最も効果的です。
IPアドレス制限サービス

許可された端末からのみログインを可能にする「SSLクライアント認証サービス」

IPアドレスが固定できないテレワーク環境などにおいて、特定のパソコンやスマートフォンにインストールした「電子証明書」を持つ端末からのみアクセスを許可します。IDとパスワードが漏洩した場合でも、証明書のない端末からはログインできないため、強固な対策となります。
SSLクライアント認証サービスオプション:設定方法

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