集計の絞り込みでAND・OR条件を組み合わせて設定する方法
集計設定内では、1つの絞り込み設定でAND条件とOR条件を混在させることはできません
集計設定の「絞り込み設定」において、1つの設定内で「(条件A または 条件B) かつ (条件C または 条件D)」といった、AND検索とOR検索を組み合わせて複雑な条件を作成する機能はございません。
集計設定内の絞り込みは、全体を「AND」でつなぐか、全体を「OR」でつなぐかのどちらか一方のみを選択する仕組みとなっているためです。
そのため、複雑な条件で集計を行いたい場合は、複数の絞り込み設定をメニュー側で結合させるか、自動処理を活用して「集計対象か否か」の判定を事前に行う代替案で対応してください。
複雑な絞り込み条件を組み合わせて集計を実現する2つの方法
ユーザーの運用に合わせて、設定の管理しやすさや自動化の度合いから最適な方法を選択してください。
最適な構築手法の選び方・判断基準
- 手軽に設定を済ませたい場合 ➔ 1. 複数の絞り込み設定を一覧画面上で「AND」結合し集計する
「A または B」という絞り込みと「C または D」という絞り込みを別々に作成し、メニュー設定でそれらを組み合わせる方法です。追加の項目作成が不要で、最も簡易的に設定できます。
<メリット> データベースに新しい項目を追加する必要がなく、既存の絞り込み機能を組み合わせるだけで完結します。
<デメリット> 集計メニューを介さずに「集計設定」画面から直接「集計実行」ボタンを押した場合には、このメニュー側の結合ルールが適用されないため、必ずメニューから閲覧する運用を徹底する必要があります。
- 運用を自動化し、集計を安定させたい場合 ➔ 2. 自動処理で「判定用フラグ」を立てて集計する
自動処理の条件分岐パーツで複雑な条件を判定し、集計対象のレコードに「1」などのフラグを立てる方法です。集計設定側は「フラグが1」という単純な条件にするだけで済むため、設定ミスを防げます。
<メリット> 自動処理の「条件分岐パーツ」を利用することで、ANDとORが入り混じった非常に複雑な条件でも正確に判定できます。集計設定自体は「フラグがON」という条件1つで済むため、見通しが良くなります。
<デメリット> 判定用の「選択肢(1件選択)」項目をデータベースに作成する必要があります。
各手段の詳細と設定手順
1. 複数の絞り込み設定を一覧画面上で「AND」結合し集計する
【設定箇所】 データベース設定 > 表示設定 > 絞込み設定
【設定手順】
1. 1つ目のOR条件(例:売上伝票発行日が「値なし」又は「今月」)を作成します。
・ 「絞込み設定」にて「新規追加」をクリックします。
・ 条件に「売上伝伝票発行日(自動) が(値なし)と等しい」「売上伝伝票発行日(自動) が 今月 と等しい」の2つを登録します。
・ 繋ぎ方を「OR検索」に設定して確定します。
2. 2つ目のOR条件(例:仕入伝票日付が「値なし以外」又は「今月以外」)を作成します。
・ 同様に「新規追加」をクリックし、別の絞り込み設定を作成します。
・ 条件を登録し、繋ぎ方を「OR検索」にして確定します。
3. メニュー設定で2つの絞り込みを「AND」でつなぎます。
・ 「データベース設定」>「基本設定」>「メニュー設定」から、対象の一覧メニューの「設定」を開きます。
・ 「全体設定」の「絞込み設定の初期選択」にて、作成した2つの絞り込み設定を両方選択します。
・ 「絞込み設定の繋ぎ方」プルダウンで「AND」を選択し、確定します。
2. 自動処理で「判定用フラグ」を立てて集計する
【設定箇所】 データベース設定 > 機能設定 > 自動処理設定
【設定手順】
1. データベースに「集計対象フラグ」という項目(選択肢:対象/対象外)を作成します。
2. 自動処理を新規作成し、「条件分岐パーツ」を配置します。ここで「(A OR B) AND (C OR D)」に相当する分岐を組み立てます。
3. 条件に合致するルート(YES)の先に「レコード更新パーツ」を置き、「集計対象フラグ」を「対象」に更新する設定をします。
4. この自動処理を「入力画面自動処理」や「一括実行」で動かし、レコードにフラグを立てます。
5. 集計設定の絞り込み条件を「集計対象フラグ が 対象 と等しい」という条件1つのみに設定します。
関連マニュアル
詳細な仕様の違いや作成手順については、下記記事をご確認ください。
絞り込み条件の基本的な作り方と繋ぎ方のルール
AND検索とOR検索の違いや、複数の条件を組み合わせる際の基本的な操作方法について解説しています。
絞込み設定
集計メニューへの絞り込み設定の割り当て手順
作成した絞り込み設定をメニューに紐付け、初期表示の条件として固定する方法を説明しています。
メニュー設定:レコード一覧タイプ(全体設定)
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