異なるデータベース間でデータを自動で転記・登録する方法・設定手順
「自動処理」機能にある「レコード登録」パーツや「レコード更新」パーツを組み合わせることで、異なるデータベース間での自動転記が可能です
「楽楽販売」では、あるデータベースに入力された情報をトリガーにして、別のデータベースへその内容を自動で書き出す仕組みを構築できます。
これにより、二重入力の手間を省き、転記ミスを未然に防ぐことが可能です。
転記先のデータベースに「新しくレコードを作成する」のか、「既存のレコードを書き換える」のかによって、使用するパーツや設定手順が異なります。
最適な構築手法の選び方・判断基準
- 転記先に新しいレコードを作成したい場合
➔ 1. 「レコード登録」パーツ を使用します。
見積データから受注データを新規作成する場合や、1つのレコードを複数の履歴データに分割して保存する場合に適しています。 - 転記先に既にあるレコードを更新したい場合
➔ 2. 「レコード更新」パーツ を使用します。
事前にDBリンク項目が設定されている場合、更新パーツ単体で直接リンク先のレコード内容を書き換えることができます。
受注データの内容を、既に存在する請求データの該当行に反映させる場合など、特定のデータを特定して上書きする場合に適しています。
※転記先レコードとの間に事前にDBリンク項目(紐づき)が設定されていない既存レコードを、特定の条件(案件番号が等しい等)で探して上書きしたい場合は、「レコード検索パーツ」と「レコード更新パーツ」を組み合わせて使用します。
各手段の詳細と設定手順
1. 「レコード登録」パーツを使用して新しいデータベースに情報を書き出す
<メリット>
転記元の情報をそのまま、あるいは加工して別データベースの新規レコードとして保存できます。
例えば、受注データベースの明細1行ずつを、納品管理データベースの1レコードとして「分割」して登録することも可能です。
<注意点>
実行するたびに新しいレコードが作成されるため、同じデータに対して何度も実行すると、転記先に重複したレコードが作成される可能性があります。
【設定箇所】 データベース設定 > 機能設定 > 自動処理設定
手順:
◆1. 自動処理の新規作成
転記元となるデータベース(例:見積データベース)にて自動処理を新規作成し、「レコード登録」パーツを追加します。
◆2. 対象データベースの選択
詳細設定画面の「対象データベース」にて、情報を書き込みたい先のデータベース(例:受注データベース)を選択します。
◆3. 項目の割り当て(マッピング)
転記先データベースの項目一覧が表示されるので、各項目に対して「どの値をいれるか」を指定します。
左側のプルダウンで【選択レコード】(または【選択明細】)を選び、右側のプルダウンで転記元となる項目名を選択してください。
2. 「レコード更新」パーツで直接リンク先の既存レコードを書き換える
<メリット>
転記元データベースに設定されている「DBリンク項目」のつながりを直接システムが辿るため、最もシンプルで処理負荷の少ない設定が可能です。
ステータスの更新、マスタデータのリアルタイムな書き換えや同期に最適な方法です。
<注意点>
更新の前提として、転記元データベース(例:見積データベース)の側に、転記先データベース(例:顧客マスタデータベース)を指し示す「DBリンク項目」が設定されており、かつレコード間が正しく紐づいている(値が入っている)必要があります。
【設定箇所】 データベース設定 > 機能設定 > 自動処理設定
手順:
- 自動処理の新規作成とパーツ追加:
転記元となるデータベースにて自動処理を新規作成し、「レコード更新」パーツを追加します。 - 対象レコードの選択(DBリンクを辿る):
詳細設定の最初の画面にある「対象レコード」の「選択」ボタンをクリックします。対象レコード設定画面にて、転記元データベースの右側にある「リンク先を表示」をクリックし、経由する「DBリンク項目」を選択して、リンク先のデータベースレコードを更新対象に指定します。
(※設定完了後、対象レコードの欄には「【選択レコード】見積データベース:顧客ID >> [顧客マスタデータベース]」のように、リンク項目を経由した体裁で表示されます) - 更新値の割り当て(マッピング):
「次へ」をクリックすると、リンク先データベースの項目一覧が表示されます。更新したい項目(例:住所項目など)に対して、割り当てる値として左側のプルダウンで【選択レコード】(転記元データベース)を選び、右側のプルダウンで対応する転記元の項目を指定します。
現場での活用事例と関連マニュアル
異なるデータベース間での転記は、販売管理や工程管理など多くのシーンで活用されています。具体的な設定イメージについては、下記記事をご確認ください。
複数レコードを1つのレコードに集約して転記する方法
複数の受注レコードを1つの請求レコードにまとめて転記するような、高度な自動処理の設定例を紹介しています。
自動処理:1か月の受注を1枚の請求書にまとめる方法(複数レコードを1レコードに集約する)
1つのレコードにある明細情報を別DBの複数レコードに分割して転記する方法
発注データベースの明細行を、検品データベースのレコード1行ずつとしてバラバラに登録する際の設定手順を解説しています。
自動処理:1レコードに登録された明細情報を複数レコードに分割する
自動処理パーツの基本的な設定方法
レコード登録パーツや更新パーツの、より詳細な仕様や計算・連結機能の使い方について解説しています。
自動処理設定:パーツ一覧と仕様
(記事ID:2958)
「自動処理設定」の関連記事一覧
こちらの記事もあわせてご確認ください。
- 親DBの明細行の合計値と自レコード(子DB)の値を比較して自動処理を分岐させる方法・設定手順
- レコードをコピーして新規登録する際、コピー元の値ではなく「項目の初期値」を優先して登録したい
- 「明細ID」を指定して特定の明細レコードのみをピンポイントで修正(更新)する方法・設定手順
- 住所変更に伴い請求書に印字される住所情報を変更する方法・設定手順
- 自動処理で「選択肢(複数件選択)」項目を条件分岐の判定に使用したい
- 「楽楽販売」のデータを外部のExcelシートへ自動転記する方法はあるか
- 自動処理(バッチ処理)の実行対象から土日祝日や会社指定の休日を除外する方法・設定手順
- 一括自動処理などの実行結果画面の表示項目をカスタマイズし、取引先名などを表示させることは可能か
- 自動処理のメール送信パーツで「FROM」に指定したアドレスが反映されない場合の対処方法