自動計算された結果を、手入力で上書き・変更することは可能か
「数値計算」タイプの項目を、手入力で直接上書き・変更することはできません
「数値計算」タイプの項目は、他の項目の値に基づいてシステムが自動的に算出を行う項目です。
計算結果の正確性を保つための仕組み上、ユーザーが入力画面から直接数値を書き換えたり、上書きしたりすることはできない仕様となっています。
そのため、自動計算を基本としつつ、状況に応じて数値を手動で調整したい場合には、運用に合わせて以下のいずれかの代替案にて設定していただく必要があります。
自動計算の結果を効率的に手動調整するための代替案
「数値計算」項目そのものを編集することはできませんが、別の項目を組み合わせることで、実質的に「計算結果を上書き・調整する」運用を実現できます。
現場の運用状況に合わせて、最適な方法を選択してください。
1. 「調整額」項目を別途作成し、計算式に加減算のロジックを組み込む
自動計算の結果に対して、「プラス◯円」「マイナス◯円」といった調整を行いたい場合に最も適した方法です。計算の根拠が明確に残るため、推奨される設定です。
【設定手順】
◆1. 調整用の項目を作成する
DB設定>基本設定>項目設定より、タイプ「数値」の項目(例:原価調整額)を新規作成します。
◆2. 計算式の項目を修正する
既存の「数値計算」項目(例:想定原価)の設定を開き、計算式を以下のように変更します。
(計算式の例)修正前:売上計 × 原価率
修正後:(売上計 × 原価率) + 原価調整額
◆3. 運用方法
通常は「原価調整額」を空欄(または0)にしておけば、自動計算の結果がそのまま表示されます。
数値を変更したい場合のみ、「原価調整額」に「-100」などの数値を入力することで、最終的な計算結果を調整できます。
2. 「数値」項目を作成し、入力画面の「確定」時に「自動処理」で計算結果を書き込む
「基本は自動計算させたいが、項目そのものの数値を自由に書き換えたい」という場合に有効な方法です。ただし、自動処理の実行タイミングに注意が必要です。
【設定手順】
◆1. 入力用の項目を作成する
DB設定>基本設定>項目設定より、タイプ「数値」の項目(例:想定原価)を作成します。※「数値計算」タイプではなく、手入力可能な「数値」タイプにするのがポイントです。
◆2. 自動処理を作成する
DB設定>機能設定>自動処理設定より、「レコード更新」パーツを含む処理を作成します。更新値の設定にて、対象の項目(想定原価)に対し、計算式(売上計 × 原価率)を割り当てます。
◆3. 実行タイミングを設定する
DB設定>基本設定>メニュー設定>対象メニューの設定>入力画面自動処理設定にて、作成した自動処理を「登録確定時」や「編集確定時」に実行されるよう設定します。
運用時の注意点
この方法では、ユーザーが手入力した後に「確定」ボタンを押すと、自動処理が走って計算結果で上書きされてしまいます。手入力を優先させたい場合は、自動処理のパーツの前に「条件分岐」パーツを配置し、「調整フラグがONの場合は計算処理をスキップする」といった制御を組み合わせる工夫が必要です。
設定時の注意点とマニュアル
各項目の詳細な仕様や、自動処理の設定手順については、下記記事をご確認ください。
数値計算項目の詳細な設定方法に関するマニュアル
計算式(式入力)の書き方や、使用できる演算子についての詳細が記載されています。
項目設定:項目タイプ「数値計算」
入力画面で確定した直後に処理を動かす設定に関するマニュアル
自動処理をボタン操作なしで実行させるための「入力画面自動処理」の設定手順が解説されています。
メニュー設定:レコード一覧タイプ(レコード入力画面に関する設定)
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