自社の独自年度(6月〜翌5月など)を日付から自動算出・判定したい
標準機能にて、暦年(1月開始)以外の独自年度を直接算出する機能はありません
現状の仕様では4月開始や6月開始といった「年度」を判定する機能はありません。
また、システム上の「今年」というキーワードは常に1月1日〜12月31日を指すため、決算月が異なる場合は意図しない結果となります。
そのため、ユーザー独自の年度を自動で算出・判定するには、運用目的に合わせて以下の2つの方法のいずれかを選択してください。
最適な構築手法の選び方・判断基準
- 値をレコードに保存して活用したい場合(帳票に「2026年度」と印字したい、CSV出力したい等)
➔ 1. 年度マスタと自動処理を組み合わせる。最も汎用性が高く、6月開始などの複雑な年度区切りにも確実に対応可能です。 - 集計表やグラフでの分析のみが目的の場合
➔ 2. 集計設定の「範囲指定」機能を利用する。マスタ作成や自動処理の設定が不要なため、最も工数をかけずに年度別集計が可能です。
各手段の詳細と設定手順
1. 年度マスタと自動処理を組み合わせて「年度」を自動入力する方法
<メリット> 「年度」という値をデータベース項目として保持できるため、帳票(Excel/PDF)への出力や、一覧画面での絞り込み、他データベースへのデータ転記にそのまま利用できます。
<デメリット> 年度マスタの作成と、値を反映させるための自動処理の設定が必要です。
【設定箇所】 管理者設定>データ設定>DBグループ設定 / 各DB>機能設定>自動処理設定
手順:
1. 年度マスタデータベースの作成
年度ごとの期間を定義するためのマスタを作成します。以下の項目を設けてください。
- 年度名(例:2026年度)
- 開始日(例:2026/06/01)
- 終了日(例:2027/05/31)
2. 業務データベースへの項目追加
年度を反映させたい業務データベース(受注データベースなど)に、「年度」項目(テキスト1行タイプ)を作成します。
3. 自動処理の設定
業務データベースに、以下のパーツ構成で自動処理を作成します。
- 「レコード検索」パーツ:業務データベースの「対象日付」が、年度マスタの「開始日」以上 かつ 「終了日」以下 であるレコードを検索します。
- 「レコード更新」パーツ:検索結果(YES)の先に配置し、業務データベースの「年度」項目に、検索で見つかった年度マスタの「年度名」を書き込みます。
※この自動処理を「入力画面自動処理」に設定することで、レコード保存時にリアルタイムで年度が判定・入力されます。
2. 集計設定の「範囲指定」機能で年度別に集計する方法
<メリット> 既存のデータベース構成を変えずに、集計画面上で「6月〜翌5月」を1つの塊として集計できます。
<デメリット> 集計結果の画面内でのみ有効な判定であるため、個別のレコード自体に「年度」という値を持たせることはできません。
【設定箇所】 各DB>機能設定>集計設定
手順:
- 集計設定の「内訳項目設定」にて、年度判定の基準となる「日付項目」を選択します。
- 「集計区分」の「範囲で指定」にチェックを入れます。
- 「範囲指定」の設定にて、年度の開始月(例:6月)を基準に、12か月単位で区切る設定を行います。
関連マニュアル
詳細な仕様や設定手順については、下記記事をご確認ください。
マスタDBの活用テンプレート
独自年度や特定の期間をマスタで管理し、自動処理で取得する方法の基本概念を解説しています。
マスタDBの活用テンプレート
集計設定
集計設定において、日付を任意の範囲(年度や四半期など)で区切る具体的な操作手順です。
集計設定
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