「支払日・入金日を自動で算出する期日の計算機能」を実現するためのDB構築方法
項目タイプ「日時と時間量の計算」の「期日」計算設定より設定できます
「期日計算」機能を利用することで、顧客ごとに異なる「〇日締め、翌月〇日払い」といった複雑な支払条件に基づいた入金予定日を自動で算出できます。
この新機能を正しく設定することで、従来のように複雑な「カレンダーマスタ(マスタデータベース)」を毎月メンテナンスしたり、複数の自動処理を組み合わせて手動で日付をコピーしたりする手間を省き、計算ミスや管理漏れを未然に防ぐことができます。
※【ご注意:本機能の適用限界とカレンダーマスタが必要なケース】
楽楽販売の「期日計算」が自動算出できるのは、期日(月)が「当月」「翌月」「翌々月」「翌々々月(3ヶ月後)」までのパターンに限られます。
取引先との支払ルールで「4ヶ月後払い」「6ヶ月後払い」など、手形を伴う長期サイト(3ヶ月超)を運用されている場合は期日計算機能を利用できません(それ以外として認識され、一律翌月払いに強制処理されます)。
その場合は、従来通り「カレンダーマスタ」と自動処理のレコード検索パーツを用いた構築が必要となります。
顧客マスタに連動した期日自動計算の構築手順
別データベース(顧客マスタなど)に登録されている締日ルールをもとに、案件管理データベースで「入金予定日」を自動算出するには、システム仕様上、別データベースの項目を直接指定して計算することができません。
そのため、あらかじめ同じデータベース内に値を引っ張っておく必要があります。以下の手順に沿って構築を行ってください。
ステップ1:顧客マスタデータベースに「支払ルール」のマスター項目を作成する
各顧客の支払ルールを管理するための項目を顧客マスタデータベースに作成します。これらは後ほど案件管理データベース側へ同期させます。
【設定箇所】 顧客マスタデータベース>設定(スパナアイコン)>基本設定>項目設定
- 締日(タイプ:選択肢(1件選択))
選択肢例:10日、15日、20日、25日、末日 (※29日、30日、31日は入力時にシステムが自動的に「末日」として解釈します) - 支払月(タイプ:選択肢(1件選択))
選択肢例:当月、翌月、翌々月、翌々々月 (※指定できるのは最大「翌々々月(3ヶ月後)」までとなります) - 支払日(タイプ:選択肢(1件選択))
選択肢例:5日、10日、20日、末日
ステップ2:案件管理データベースに項目を作成し、顧客情報をあらかじめマッピングする
期日計算の対象項目を選択する詳細設定画面では、「同じ案件管理データベース内に実在する項目」しか計算対象に選べない仕様となっています(リンク先を直接辿ることはできません)。そのため、あらかじめ同じデータベース内に項目を揃えておきます。
【設定箇所】 案件管理データベース>設定(スパナアイコン)>基本設定>項目設定
- 顧客名(タイプ:DBリンク項目 ➔ リンク先:顧客マスタデータベース)を追加します。
- 顧客マスタから、ルールを同じデータベース内に連動させるため、以下の3つの項目を従属項目として追加します。
・締日(リンク先項目:顧客マスタデータベース>締日)
・支払月(リンク先項目:顧客マスタデータベース>支払月)
・支払日(リンク先項目:顧客マスタデータベース>支払日) - 売上日(タイプ:日時、入力タイプ:年月日形式を推奨)を追加します。
※売上日の入力タイプを「年月」にしている場合、システムは裏側で「当月1日」として一律で扱ってしまいます。
例えば8月25日に売上が立ち、20日締めであっても、年月(1日)判定により「締め日前」と判定されて当月締めになるなど、締日判定の自動切り替えが正常に機能しなくなります。
正確に判定させるため、起点となる基準日は必ず「年月日」形式で入力してください。 - 入金予定日(仮)(タイプ:日時と時間量の計算)を追加します。
ステップ3:「入金予定日(仮)」項目の詳細にて、期日計算を設定する
案件管理データベースに作成した「入金予定日(仮)」項目の詳細設定にて、マッピングした参照項目を紐付けます。
設定手順:
1. 「入金予定日(仮)」項目の「設定」ボタンをクリックし、詳細設定画面を開きます。
2. 「計算の種類」で「期日」を選択します(期日計算用の専用設定項目が表示されます)。
3. 各設定項目に、手順2で案件管理データベース側に追加した「参照専用項目([参照]○○)」を以下のように指定します。
・基準日: 「売上日」を選択します。
・締め日: 「DB項目」にチェックを入れ、「締日」項目を指定します。
・期日(月): 「DB項目」にチェックを入れ、「支払月」項目を指定します。
・期日(日): 「DB項目」にチェックを入れ、「支払日」項目を指定します。
4. 「確定」ボタンをクリックして設定を保存します。
【自動月次スライド仕様】:
期日計算機能には自動で締め日を判定する優れたロジックが組み込まれています。
基準日(売上日)が締め日を1日でも過ぎた場合、自動的に1ヶ月スライドして期日が算出されます。
(例:20日締め・翌月25日払いにおいて、売上日が10/20なら支払日は11/25。売上日が締め日を過ぎた10/21になると自動で12/25に入金予定日がスライドします)
期日計算機能 運用時の注意事項
【営業日考慮の注意】期日計算の詳細設定内に直接「営業日の考慮(土日祝スライド)」の設定はできません
楽楽販売の仕様上、計算の種類を「期日」に設定した詳細画面の中には、カレンダーを指定して翌営業日や前営業日にずらす「営業日の考慮」チェックボックスや設定欄は存在しません。
営業日を考慮した日付で計算させたい場合は、営業日カレンダー設定を利用し、当項目とは別に「営業日考慮用の項目」を設定することで可能です。 詳細は以下をご覧ください。
「営業日カレンダー設定」については以下をご覧ください。
営業日カレンダー設定
- 【土日祝を避けて翌/前営業日にずらしたい場合の『2段階設計』手順】:
もし入金予定日が土日祝日だった場合に前営業日や翌営業日に日付を補正して「確定入金予定日」を登録したい場合は、案件管理データベース側で以下の2段階の項目設計を施してください。
①「入金予定日(仮)」(日時と時間量の計算:計算の種類は『期日』)にて、まずはカレンダー通りの支払日を一度自動算出させます。
②「確定入金予定日」(日時と時間量の計算:計算の種類は『通常』)の項目をもう一つ新規作成します。
・計算する項目に 「入金予定日(仮) + 0 日(直接指定)」 と設定します。
・「営業日カレンダーを利用する」のチェックをONにし、別途登録した営業日カレンダーを指定します。
・非営業日時の処理として「計算結果が営業日でない場合、翌営業日にずらす」(または前営業日にずらす)を選択して確定します。
※この設定により、期日計算で求めた日付を中継し、自動的に土日祝日を除外した「正しい営業日ベースの入金予定日」を画面上に完全自動で表示させることができます。
関連マニュアル・関連記事
詳細な仕様や作成手順については、サクセスナビの下記記事をご確認ください。
支払日・入金日を自動設定する「期日計算機能」ご利用ガイド
マスタ管理不要で日付を自動設定できる期日計算の全体概念、および曜日・祝日との干渉を避ける営業日考慮への連動フローについて解説しています。
支払日・入金日を自動設定する「期日計算機能」ご利用ガイド
項目設定:項目タイプ「日時と時間量の計算」「日時と日時の計算」
日時と時間量の計算タイプにおける、「通常」と「期日」の計算方式の切り替え、CSV出力用書式の定義、および同じデータベース内のヘッダ・明細項目間での計算可能範囲の厳格な適用ルールを解説しています。
項目設定:項目タイプ「日時と時間量の計算」「日時と日時の計算」
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