複数に分かれている住所項目を一つの項目に結合(連結)する方法・設定手順
自動処理の「レコード更新」パーツ内にある「連結」機能より設定可能です。
インポートしたデータや入力画面で複数に分かれている項目(例:「都道府県」「市区町村」「番地」など)を、自動処理を用いて一つの項目(例:「住所(一括表示用)」など)に結合して登録することができます。
これにより、顧客マスタの管理がしやすくなるだけでなく、帳票出力時やメール送信時の宛名作成を効率化できるメリットがあります。
設定手順
複数の住所項目を一つにまとめるための具体的な手順は以下のとおりです。
【設定箇所】 DB設定>機能設定>自動処理設定
- 転記先項目の作成
まず、結合した値を保存するための項目(項目タイプ「テキスト(1行)」または「テキスト(複数行)」)を対象のデータベースに作成しておきます。 - 自動処理の作成とパーツ設定
- 「自動処理設定」画面から「新規追加」を行い、任意の処理名を入力して確定します。
- 「自動処理パーツ設定」にて「レコード更新」パーツを追加します。
- 詳細設定画面の「更新対象項目」にて、手順1で作成した「転記先(結合した値をいれたい方)」の項目を探します。
- その項目の右側にある「連結」のチェックボックスにチェックを入れます。
- 「設定」ボタンをクリックし、結合したい項目(例:都道府県、市区町村、番地)を順番に選択して追加します。項目間にスペースを入れたい場合は、直接入力でスペースを挟むことも可能です。
- 「確定」ボタンをクリックして保存します。
- 実行タイミングの設定
インポート直後やレコードの保存と同時に結合させたい場合は、メニュー設定>入力画面自動処理設定 にて、作成した自動処理を「登録」または「編集」のタイミングに割り当ててください。
結合処理がうまく動かない場合の確認ポイント
過去の事例では、設定は正しいはずなのに「値が空のままになる」「意図しないレコードの値が結合される」といった事象が報告されています。
その場合は以下の2点を確認してください。
検索条件に「レコードID」や「注文番号」などの一意のキーを指定して更新対象を特定する
自動処理内で「レコード検索」パーツを組み合わせて更新対象を特定している場合、検索条件が「販売店名」などの重複しうる項目のみになっていると、システムが「どのレコードを更新すべきか」を正しく判別できず、最も直近に登録された別レコードのデータを参照してしまうことがあります。
確実に操作中のレコードを処理するためには、検索条件に「レコードID」や「注文番号」などの、そのデータのみが持つ固有の値を指定し、「【選択レコード】のIDと等しい」といった条件で対象を1件に絞り込むように設定してください。
パーツ内で参照する値を「選択レコード」から「更新レコード」に変更する
一つの自動処理の中で「住所の表記を整える(変換する)パーツ」の後に「住所を結合するパーツ」を置いている場合、結合パーツ側で参照する値を【選択レコード】(処理開始時のデータ)のままにしていると、変換前の古いデータ(または空欄)が結合されてしまいます。
直前のパーツで加工した後の値を使いたい場合は、割り当てる値のプルダウンから【更新レコード(パーツ名)】を選択してください。これにより、システム全体で最新の状態に更新された値を引き継いで結合することができます。
関連マニュアル
詳細な仕様の違いや作成手順については、下記記事をご確認ください。
2つ以上の項目を連結する方法
自動処理を使った連結方法と、画面表示上のみで連結させる「仮想項目」としての設定方法の違いについて解説しています。
2つ以上の項目を連結する方法
選択レコード/更新レコード/検索レコードの違い
自動処理の各ステップで「どの時点のデータ」を参照しているのか、それぞれの定義と使い分けについて詳しく説明しています。
選択レコード/更新レコード/検索レコードの違い
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