自動処理のメール送信パーツで「FROM」に指定したアドレスが反映されない場合の対処方法
外部メールサーバー(GoogleやExchange Online等)の認証仕様により、認証されたユーザー以外のアドレスを送信元に指定できない場合があります
「楽楽販売」の自動処理「メール送信」パーツにて、送信元(FROM)に「直接入力」で任意のアドレスを指定しても、システムで設定された特定のアドレス(info@~など)から送信されてしまう事象は、主に外部の送信メールサーバーを利用している際のセキュリティ制限が原因です。
Google OAuth認証やExchange Online OAuth認証などの外部サーバーを経由してメールを送信する場合、メールサーバー側の仕様により、認証に使用したアカウント以外のアドレスを「差出人」として使用することが制限される、あるいは強制的に認証済みアドレスへ書き換えられる仕組みとなっています。
これは、第三者によるなりすましメールの送信を防止し、通信の安全性を保つための制限です。
主な事象
自動処理のメール送信パーツにて、送信元(FROM)を「直接入力」でデータベースごとに異なるアドレスに設定しているにもかかわらず、実際に届くメールの差出人がすべて「送信メールサーバー設定」で認証した共通のアドレスになってしまう。
主に以下の原因が考えられますので、設定内容やメールサーバー側の仕様をご確認ください。
原因の確認と対処手順
1. 送信メールサーバーの設定内容を確認する
【確認箇所】 管理者設定>システム設定>送信メールサーバー設定
現在「外部サーバーを使用する」にチェックが入っており、Google OAuth認証やExchange Online OAuth認証を利用していないか確認してください。
これらの外部サーバーを利用している場合、原則として「認証を開始した際にログインしたアカウントのアドレス」が送信元として固定されます。
2. 外部メールサーバー側で「代理送信」の許可設定を行う
認証アカウントとは別のアドレス(データベースごとの専用アドレスなど)から送信したい場合は、ご利用のメールサーバー(Microsoft 365やGoogle Workspace)側で、認証アカウントに対して別のアドレスでの「代理送信」を許可する設定が必要です。
【対処法】
1. Microsoft 365 管理センターやGoogle管理コンソールにて、送信元として利用したいアドレスの「送信権限(代理送信権限)」を、認証用アカウントに付与してください。
2. 権限付与後、「楽楽販売」の自動処理「FROM」欄にそのアドレスを指定して送信テストを行ってください。
※メールサーバー側の詳細な設定手順については、貴社のIT部門またはメールサーバー管理者へご確認ください。
3. 送信元ドメインとメールサーバーのドメイン一致を確認する
外部サーバーを利用している場合、自動処理の「FROM」に指定したアドレスのドメインが、メールサーバー側で許可されているドメインと異なると、サーバー側で拒否されるか、デフォルトのアドレスに置換されます。
指定するアドレスがメールサーバー側で管理・許可されているドメインのものであるかを確認してください。
関連マニュアル
詳細な仕様の違いや設定手順については、下記記事をご確認ください。
外部の送信メールサーバー(Exchange Online)利用の設定手順
Exchange Onlineを利用する際の認証手順や、認証ユーザー以外からメールを送信するためのアクセス許可設定について解説しています。
外部の送信メールサーバー(Exchange Online)利用の設定手順
送信メールサーバー設定に関するマニュアル
「楽楽販売」におけるメールサーバーの指定方法や、外部サーバー利用時の注意点について記載されています。
送信メールサーバー設定
お問い合わせフォームよりご要望をお寄せください。
「楽楽販売」はお客様から頂戴したご意見・ご要望をもとに、
よりよく、寄り添う 販売管理クラウドを目指してまいります。
現在の仕様ではご希望の機能に対応しておりませんが、
お客様からの貴重なご意見として真摯に受け止め、今後の改善に役立ててまいります。
(記事ID:2620)
「自動処理設定」の関連記事一覧
こちらの記事もあわせてご確認ください。
- 選択した帳票タイプ(フォーマット)に応じて帳票を自動で出し分ける方法
- 明細単位の自動処理で、特定の一行だけ実行する方法
- 自動処理(レコード登録・更新パーツ)の「計算」チェックボックスの使い方と活用例
- 異なる得意先の受注を同一の「請求先」でまとめて請求データを作成する方法
- 自動処理を活用して承認機能を独自に構築する方法・設定手順
- 自動処理のメール送信でプロジェクトや取引内容に応じてCC宛先のみを動的に切り替える方法・マスタ構築手順
- CSVインポートや一括登録時に通知メールが大量送信されるのを防ぎ、完了時にまとめて通知する方法
- データベースをコピー(複製)した際に登録済みのレコードデータも引き継がれるか
- 異なるデータベース間でデータを自動で転記・登録する方法・設定手順
- 親DBの明細行の合計値と自レコード(子DB)の値を比較して自動処理を分岐させる方法・設定手順