請求書締め処理が完了した月の日付で、レコードが新規登録されないように制限する方法

特定の月度に対して「過去日付の登録を自動的にブロックする」機能はありません

請求締め処理が完了した月の日付(例:9月締め処理後に9月の日付で登録する等)をシステムが自動判別し、その月度のレコード登録を物理的に禁止する機能はございません。

そのため、締め処理完了後の過去日付での登録を防ぐためには、レコードのステータスを「締め済み」に変更し、そのステータスになったレコードに対して「編集・削除を禁止する」運用を構築することで、実質的に過去データの改ざんや新規登録を制限する運用が可能です。

1.アクセスするメニューを出し分ける案

ユーザーがアクセスするメニューを出し分けることで、実質的に「締め処理が完了したデータは編集・削除させない」運用があります。比較的シンプルな設定で実現できます。

ステータスが「締め済み」のレコードを編集・削除不可にするための設定手順

この設定を行うことで、特定のステータスになったデータの改ざんや誤削除を防止できます。

1. 絞り込み設定を作成する
[DB設定] > [表示設定] > [絞り込み設定] にて、以下の条件を作成します。
・絞り込みA(締め前):ステータス が 「締め済み」 と等しくない
・絞り込みB(締め済み):ステータス が 「締め済み」 と等しい

2. 「操作用」と「閲覧用」のメニューを作成する
[DB設定] > [基本設定] > [メニュー設定] にて、以下の2つのメニューを作成します。
・メニューA(操作用):絞り込みAを初期選択し、編集・削除ボタンを表示する。
・メニューB(閲覧用):絞り込みBを初期選択し、表示設定にて「編集」「削除」ボタンのチェックを外す。

3. ユーザーのアクセス権を制御する
[管理者設定] > [権限設定] > [アクセス権] にて、ユーザーグループごとにメニューのアクセス権を制御します。
これにより、締め処理が完了してステータスが「締め済み」に移動したレコードは、編集・削除ボタンが表示されない「メニューB」からしか閲覧できなくなり、誤操作を物理的に防ぐことができます。

※詳細な設定手順については、下記記事をご確認ください。
特定のステータス(完了など)になった際、そのレコードに対して全ユーザーの更新や削除を禁止する方法・設定手順

 

2.「期日計算機能(日時と時間量の計算)」と「数値計算(最小値制限)」を組み合わせる方法

項目設定の「期日計算機能(日時と時間量の計算)」と「数値計算(最小値制限)」を組み合わせることで、自動処理を使わずに「前月末」を自動算出し、過去日付での登録・編集を未然にエラーブロックできます。

「楽楽販売」では、入力された日付(売上日や請求日など)から自動的に「その前月末」を割り出し、入力日付が前月末以前(=締め完了済み月)の場合に画面上でエラーを発生させて確定(保存)を未然に防ぐ設定が可能です。
毎月のマスタ更新や自動処理を作成する必要がなく、項目設定のみで完全に自動化できます。

締め完了日(前月末)以前の日付でレコードが新規登録・変更されないように全自動で制限する設定例をご紹介します。

全体の仕組み(3つの計算項目の組み合わせ)

データベースに以下の3つの計算項目を作成して連動させます。

作成する項目名(例) 項目タイプ・設定内容 役割・動作
① 締め基準日(前月末) 日時と時間量の計算(期日計算)
・基準日:対象日付(売上日等)
・締め日:末日/期日:前月・末日
対象日付から「その前月末日」を自動算出(マスタ更新不要)
② 締め日差分チェック 日時と日時の計算
対象日付 - ① 締め基準日
対象日付が前月末より後(当月以降)ならプラス、前月末以前ならマイナスを算出
③ 締め後入力エラー判定 数値計算(最小値制限:1)
参照:② 締め日差分チェック
1未満(0以下)の場合は入力エラーを発生させ、保存を未然にブロック

具体的な設定手順

【設定箇所】 [DB設定] > [基本設定] > 項目設定

STEP 1. 前月末日を自動算出する項目を作成する

  1. 新規項目を追加し、タイプを「日時と時間量の計算」に設定します。
  2. 計算の種類: 「期日」を選択します。
  3. 基準日: 制限したい日付項目(例:売上日 や 請求日)を選択します。
  4. 締め日: 「末日」を選択します。
  5. 期日(月): 「前月」を選択します。
  6. 期日(日): 「末日」を選択して確定します。
    ※これにより、売上日が「2026/11/15」であれば、自動的に「2026/10/31」が算出されます。

STEP 2. 差分日数を計算する項目を作成する

  1. 新規項目を追加し、タイプを「日時と日時の計算」に設定します。
  2. 計算式: 対象日付(売上日等) - STEP 1で作成した項目(前月末)
  3. 計算結果の単位: 「日」を選択して確定します。

STEP 3. 数値計算項目でエラーチェック(最小値制限)を設定する

  1. 新規項目を追加し、タイプを「数値計算」に設定します。
  2. 計算式: STEP 2で作成した項目(差分日数) を指定します。
  3. 詳細設定(制限): 最小値制限に「1」(当月1日以降の登録のみ許可する場合)を設定して確定します。

実際の動作例(前月が締め完了扱いとなる場合)

例えば、11月中(例:2026年11月15日)にユーザーがデータ入力・編集を行う場合の動作は以下のようになります。

  • ケースA:誤って締め済みの前月(2026/10/20)の日付で登録しようとした場合
    ① 前月末自動算出:2026/09/30
    ② 差分計算:2026/10/20 - 2026/10/31(※入力日の前月末) = `-11日`
    ③ エラー判定:最小値「1」に対して `-11` となるため、画面上に「1以上の数値を入力してください」とエラーが表示され、確定がブロックされます。
  • ケースB:当月(2026/11/01)の日付で登録した場合
    ① 前月末自動算出:2026/10/31
    ② 差分計算:2026/11/01 - 2026/10/31 = `+1日`
    ③ エラー判定:最小値「1」を満たすため、エラーにならず正常に登録されます。

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期日計算機能や数値計算のエラーチェック仕様については、下記マニュアルをご確認ください。

支払日・入金日を自動設定する「期日計算機能」ご利用ガイド

締め日や「前月末」「翌月末」などの期日を自動算出する項目の設定方法について詳しく解説しています。
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